長野から東に向かうルートは関東平野に近づくほど楽になる
・・んだけれど、いかんせん関東近郊は混むんですよ
しかし!関東平野を経由せずに新潟南魚沼から一気に東に向かう日本屈指の難所ルートが存在します
それが、R252やR352の峠越えルートです
当記事の目次
会津駒ケ岳を北周りするルートはR252
グネグネ続きでも比較的整備状態がいいルート
もちろん、冬季は閉鎖になることも多い
地図上は秘境線として名高い、只見線沿いを走る
・・ほとんど見えないけど。
よくまあ、こんなところに電車通したわ
※長野の秘境線飯田線と真っ向から勝負できる路線ではある
この道、何十回も走っていますがほぼ全く只見線に出会ったことがないです♪
※スゲエ、山の中で電車の写真撮ってる人がいるのにはビビる
よくまあこんなところまで舗装したね、と感心しきりのルートです
どうしても雨天で抜けなきゃならない場合は、絶対R252を勧めます
比較的初心者向けの田子倉ダム抜けルート
不慣れなライダーなら絶対R252のルートがオススメです
西から進行する場合は、道の駅:入広瀬のあたりまでは結構人が住んでますが、とにかく早めに給油をしておくことをお勧めします
民家がなくなってから田子倉ダムの休憩ポイント(田子倉レイクビュー)までの数十キロ(70km前後)はガソリン給油どころか、水分を買うこともできません
ペットボトルは持参したほうがいいでしょう
東から進行する場合は、只見の街中での給油をしておきましょう
※街外れにしかないんだけどね
この数十キロ、なめてかかるとひどい目に合います
夜は街灯なしはもちろん、グネグネ続きなのでかなり疲れる上、時間の割に距離が稼げません
夕方以降に峠入りするのはお勧めしません
何カ所か、電灯が一切ないトンネルが存在します
スモークシールドや遮光系ゴーグルで突っ込むと視界がマジでなくなります
会津駒ヶ岳、会津朝日岳を迂回する南ルートはR352
こちらはさらに秘境、十数年前までバイクは通行禁止だったのだ
「国道なのにバイク通行止めとは許せん」
みたいなコメントが当時のツーリングマップルには載ってるくらいです
※実際、バイク通行止めの看板直後に白バイが張ってるのはツーリングライダーの中では有名な話だった
新潟県小出側の「奥只見シルバーライン」はいまだにバイク通行止めです
※トンネルが続いて、多少グネグネ道を迂回できる
西から進行する場合は、銀山平を抜けると一気にヒトケがなくなります
東から進行する場合は、尾瀬を抜けると一気にヒトケがなくなります
※とにかく、街でガソリンを入れて100km以上走れる状態で峠に入ることをお勧めします。ガス欠になったら泣くに泣けません
とにかくなんかあったら助からん!くらいの気持ちで臨んだ方がいいです
※出来る限り、複数名で入りましょう♪
休日昼間こそ交通量はありますが、それ以外はほとんど人が通りません
※バイクの集団がいたりするのでそれなりのツーリングルートではある
ちなみに、R352の福島県側には尾瀬があって観光客は結構います
そしてさらに尾瀬のふもとの桧枝岐村は最近なんだか栄えています♪
※昔はほんとに限界集落だったのに・・何があったんだ桧枝岐!!
難所ありあり!奥只見湖抜けルートのR352
湧水で道が川になってたりするのは普通
しかも
するのだった
※不慣れなドライバーが、ナビに騙されて入ってきてちんたらゆっくり走ってると、譲ってくれない限りずーっと抜けない
とにかく飛ばさないことですよ、ここは。
ワタクシは、確実に行こうよ、って感じでクリアします
ただ、奥只見湖を見渡せる駐車スペース(っていうか待避所っぽいところ)からの眺めは秘境感ばっちりです
眺望がいいところはあんまりないんですよ、道端以外は。
こちらも、時間がかかる割には全然距離が稼げません
はっきり言って、コーナーリングに飽きます
集中力は持ちませんので、適当な場所で峠に入る前に買った缶コーヒーなどで一服しています
いづれのルートも事故ると救急車はこない
ヘタすれば携帯もつながりません
携帯つながらないよ、という看板もあり♪
そんなところで事故でもしてごらんなさい
助かるものも助かりません
バイクの整備もできる限り完璧にしておきましょう
少なくともいったん入ったら街まで出られなければなりませんので、ガス欠とかもってのほかです
※100kmくらいは走れるガソリンが欲しいところです
交通量が多少多いのは北ルートのR252ですので、何かあったら助けてもらえるかもしれません
まとめ
今回は長野から新潟経由とはいえ、真東に向かうルートのお話でした
もう何度も抜けているとはいえ、何かあったら・・と思うと今でも軽く緊張します
周りに迷惑かからない程度にゆっくり走って、途中でお弁当広げたりする方が楽しいかもしれません
2019年9月16日、土砂降りの中R252を抜けました
※この時点でR352を抜けるのはあきらめた(ちなみに往路はR352でタイヤを端まで使いました♪ゆっくり走ってもタイヤはサイドまで減ります♪)
それでも行ったからにはかえってこ来にゃならん
まだ日本にこんなところがあるんだ♪という感慨もひとしお。
準備万端で、ならこんな辺境、秘境ツーリングに挑むのも楽しいですよ
※結構好きなんですよ、このルートは。暇な時期にこの連休のツーリングレポートでも書こうかと思っております♪
※こういう状況が好きな人もいるので、止めはしませんが自己責任で。
そして、紅葉の秋は・・絶景です♪