Z系に限らずいわゆる旧車のバッテリーは基本的に旧態依然としたモノです
いわゆる鉛蓄電型開放バッテリーと呼ばれています
開放型バッテリーはどのメーカーでも2年持てばいいんじゃないっすかね?
※雪国では冬乗れないのでどうしてもバッテリー寿命が短い
その後、30年くらい前からMFバッテリーと呼ばれるものが出てきました
今はリチウムイオンバッテリー?
携帯か!
というわけで、バッテリーについてまとめてみました
会社で見てるので、画像は少なくしろというコメントももらってたり(笑
※しませんが
携帯でもいつでも楽しく読めるよう、努力してございます♪
記事の内容
バイク用バッテリーも色々ある
バイク用に限らず、バッテリーは鉛バッテリーがずーっと主流でしたが、最近はレアメタル系のモノが出てきました
ITの影響かもしれませんがなんでも電子制御になりつつありますなぁ
開放型バッテリー(メンテナンスフリーの略)
MFバッテリー
■レアメタル系
リチウムバッテリー
今バイク用として主流で使われているのは大別すると上記三種類ってところですかね
なんといっても安価な開放型

Capri23auto / Pixabay
自分で内容液を追加する&開放型の排気口があるのが特徴
開放型バッテリーは定期的に精製水、もしくは希硫酸をバッテリーの横に記してあるレベルまで補水することが必要です
古いバイクは大体これです
基本的には、排気口には長めのホースがついてて、車体の外に逃がすようになってますが、ホースが取れちゃたりして、車体にかかるとここから錆びます
※まあ希硫酸とか入れてるわけですし
電解する工程でも内容液が減っていきますのでたまに減ってたら追加するメンテナンスが必要です
6V仕様のバイクは大体開放型バッテリーです
※某HONDAのカブ系6Vバイクで、ラジコン用のバッテリーを加工してるのを見たことあり
充電時には、きちんと排気口を確保しておかないと爆発します
それだけ気を付ければ、あまり気を使うことはないですが、内容液が減ったままで充電したり、バイクに乗せっぱなしにするとバッテリーの寿命が一気に短くなりますよ
ちなみにレギュレータをMFバッテリー対応にすることで置き換えることが可能です
ちゃんとMFバッテリー対応レギュレータに変えないと、バッテリーが爆発しますよ
MFバッテリーは高い電流で充電すると内部の構造が耐えられなくなって、膨らんできてしまいにゃ爆発しますよ
※うちのZ1-RもZ750D1もMFバッテリーに交換対応レギュレータを装備していますが、MFバッテリーが高価すぎるので、いまだに開放型を使っています
開放型バッテリーはメーカーや容量などにも左右されますが最近はネットで5000円程度で入手可能です
※ワタクシは二個一遍に買ったりして送料無料にしているのだ
ちなみに、Z1もZ2もこの型番の互換性のあるバッテリーならOKです
YB14L-A2
※結構、長いこと主流だったので割と最近のモデルも使ってたりする
高価なMFバッテリー
寿命がやたらに長い上に、横に置いても大丈夫
オフ車とか開放型では信じられないような位置についてたりするMFバッテリーです
信頼性も高く、MF(メンテナンスフリー)なので、基本的なメンテナンスは長い間乗らない時には外しておく、くらいでしょうか?
そのため、角に電流を流しちゃうと、極板が処理しきれずにバッテリーが膨らんだり爆発したりしますので注意が必要です
なので充電時には、ゆっくり低い電流をかけて長時間充電することが求められます
※充電にはトリクル充電器専用というか、MFバッテリー対応型の充電器が存在しますよ
ちなみに、MFバッテリーは開放型バッテリーよりも寿命が長い傾向があります
※TT-R250では、4年くらいバッテリーの性能的にはなんともなかったし
とはいえ、乗る頻度が少なくなる冬などは、バッテリーは外しておくべきだし充電はしておいた方が寿命は延びるのではないかな?
そうそう
MFバッテリーを購入する際、なるべく製造年月日の新しいものをお勧めします
開放型バッテリーの様に自分でバッテリー液を入れて使い始めるものではなく、MFバッテリーはすでにバッテリーとして稼働状態で販売されています
※店舗での在庫期間が長い=バッテリーの寿命が短いということになる
そういう意味では、賞味期限があると思っていいんではないでしょうか?
※この辺は個人の好みや見解の相違もあるんですよね・・
でも一万円くらいは平気でする
YB14L-A2
の互換は・・高い、高すぎるぜ!
最近はリチウムバッテリーが増えてきた
鉛型のバッテリーではないのでかなり軽くて小さい
要するに、携帯電話用のバッテリーのバイク版だと思えばよろしい
軽量化を徹底してい人は考えてもいいかもしれません
何せ軽いので、、軽さが有利なレーサーの世界では既にこれが主流なようです
※それぐらい軽いです
すまん、新しすぎて使ったことないわ
他の記事にもあるように電子制御があるバイクは結構苦手なので、MFバッテリーが最新位に思っています
※ワタクシ的には、リチウムバッテリー積んだバイクって自分で所有してまで乗ることは高確率でないでしょうねえ
よくわからんメーカーの開放型バッテリーは安い
ワタクシは、年間数千キロ程度、冬は乗れないということを考えて開放型を選択しています
毎回、MFバッテリーにしようかどうか悩んでいるのですが、この値段を出すにはちと勇気が足りません
廃バッテリーはリサイクルに出すのでエコ的には問題ないと思ってる
※毎週のように廃品回収屋さんが回ってくるくらい田舎なのですよ
大体12月に物理的に乗れなくなるので、そうなったら車体から外して内容液を補水、充電しておきます
※ホームセンターで売ってるバッテリー液(安い青いボトルの奴)で補水しています
ちなみに3月くらいまで月一くらいで思いついた時に充電してます
この運用で10個くらい使い続けていますが、大体2年くらいは持っています
※受電しても電圧が上がらなくなってくるため、セルが回らなくなったら終わりとしています

OpenIcons / Pixabay 弱ったバッテリーは速やかに交換だ
セルこそまわりませんが、
ですので、廃バッテリーとはいえ一個くらいは手元に置いてあります
バッテリーの運用基礎知識
よく間違える人がいるので、ちょっと飲み屋で自慢するネタとしてくださいな
※バッテリーは扱い方次第で、バイクが燃えたりするのでシャレにならんですよ

StockSnap / Pixabay
バッテリーをつける場合の端子の順番
※これはバッテリーを車体につける際にも同じ順番です
バッテリーを外す場合の端子の順番
充電する際の逆で
※充電器から外す場合も同様です
完全にバッテリーが上がってしまったら
セルが回らないくらいまで弱ったら交換したほうが無難です
特に今時のバイクは、キックスターターがついてないし、押し掛けするといろんなところに影響が出ます
たとえば、レギュレーターが壊れたりします
※押し掛けでは過電流が流れるので電子制御機器にはとてもよろしくないんだと推測します(電気制御は結構脆弱です)
ワタクシはDT200WR(バッテリーレス)で調子に乗って押し掛けしたら、レギュレーターが死にました
※エンジンはかかるのに、サイドスタンドを払って1速に入れた途端に点火カットされるという状況に林道のど真ん中で陥り、惰性で林道を下りきったところで、軽トラにピックアップして回収したという苦い思い出があります
原因がレギュレータだと判明するまでに、CDI替えたり、電装全バラししてみたり、と散々でした
ちなみに、修理完了までひと月近くかかりました

今でもバリバリ現役なDT200WR
バッテリージャンプしてエンジンがかり、とりあえずは走れましたが1時間走っても充電されませんでした
※ちなみにMFバッテリーですよ、ディーラー推奨の。
バッテリージャンプの際のの端子の順番
バイクではスペース的に難しいかもですが、出来るだけ太いジャンプケーブルを使った方がいいですよ
※ケーブル自体が熱もって怖いです
今時の電子制御デバイスの多いバイクについては、ジャンプスタートが害を及ぼす場合があるようですので、各自確認してください
※販売店とか、メーカーサービスとかに電話してみるといいですよ。ついでにセンサーとかコンピュータのリセット方法とかも聴いちゃうといいです
バッテリーの端子のサルフェーションは目で見て確認
バッテリーの端子に粉を吹き始めたら、掃除してあげましょう
バッテリーの端子に、ゴミというか白い粉がたまってきたら掃除してあげましょう
このゴミ、つけておいてもよいことはありません
通電性がないので、バッテリーの働きを邪魔します
※結構しつこくついてるのでバッテリーの端子や車体側のプラスマイナス端子を削りすぎないように注意しましょう
最近の電子制御バイク(車も)は電子機器の化け物
全て電気で各センサーを制御しているので、バッテリーの負荷が高い
インジェクションやアクセル開度センサー、そのほかの電子デバイスの制御はバッテリーが担っています
ので、昔のバイク見たく、キックでかければ何とかなるというもんでもないようです
※最近のバイクにはキックないけど
旧車なんかバッテリーは主にセルでエンジンかけるためのもの、くらいの位置付でエンジンかかればとりあえず走れたもんですが。
※古い小排気量車は、フラマグ点火といってバッテリーの負担が少ない車種もあったのだ
※この辺が、ワタクシが思う今時のバイクは長く乗れないかも!!という危機感をぬぐえない点だったりします
まとめ

Ricinator / Pixabay
バッテリーは車検ごとに交換するのがいい
特に、開放型はこの十数年での経験から傾向を導き出した結果です
※充電してもセルが回らん、とかなったら速やかに交換するのが吉
MFバッテリーについては、賞味期限があるので2年ごとにバッテリーはチェックして必要に応じて交換
リチウム系バッテリーについては、ワタクシは未経験なのでよくわからん
※新しすぎてどれくらい持つのか、まだよくわかってないんじゃ・・

IsmaelMarder / Pixabay バイクもこういう時代が来るんだろうねえ
とにかく、バッテリーはセル起動のバイクでは死活問題になるくらいのパーツです
経験上、サドンデスもあるし、弱ってるバッテリーは何やってもダメなわけで。
最悪、出先で置いて帰ることにもなりかねません
※車の場合は、エアコン使ったりオーディオ使ったりと結構バッテリーの条件厳しいし、押して歩くこともできないのでもっと気を使うべきですね
何度も言いますが、レギュレータ次第では旧車にもMFバッテリーは搭載可能です!
悩むところですが、ワタクシ的には開放型バッテリーに交換年月日をマジックで書いて、2年ごとに交換、乗らない間は充電しながら運用するのがいいのかなと思っております
どうせ消耗品ですぜ♪