問題が発生しました。
慎重に位置合わせしたはずのライトカウルが付かないのです。
どういうことなのか?
ライトカウルが付かない
後回しにしていた各種の電装配線を整理して、いよいよ新調したライトカウルをつける段階になりました。
バイクというのはライト周りの顔つきが変わるだけでイメージが一新されるのですよ。
メーター回りもメーカー不明で謎な感じがとてもいい。
いやぁ楽しみ♪
と直前までイケイケムードだったワタクシですが。
各配線を取り付けてメーターワイヤーを取り付けてライトカウルをいざフィッテングして見ると・・。
配線一新、動作確認OK♪
何かが干渉してライトカウルがいい位置に付かない。
どうしてどうしてどうして?ワッショイ。
こういう時は冷静になって原因を明確にするのが肝要です。
勢いと力技に走るとろくなことになりません。
大体こういう時は「ワタクシの思慮の浅い改造。」が原因なことが多いのですが、
ワタクシの名誉のために書いて置くと「やっすい中華製パーツを買ってちゃんとつかない。」ということは多々あるのです。
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ちなみに・・
なんでもそうですが、
進捗が順調で気分良い時は押せ押せムードでいい仕事になるものですが、
ちょっとした障害でそのムードが壊れるとカウンター気味にズドーンと気分が乗らなくなる時がありますな。
「ワタクシのように行き当たりばったり改造。」
という場当たり的な作業をしていると 本当に よくあることなのです。
まあ今回も典型的なそのパターンでして。
慣れたもん、とはいえ勢いが止まるというのは面白くないもんですな。
もう少し考えてから色々つくればいいだけなんですがね・・。
でも、勢いで現物合せで何か作ってそれがドンピシャだった時ほど楽しいこともないのですよ♪
※割の良くない賭けみたいなもんですな。
「もっと慎重に生きねば。」
と思う反面、
「これはこれで面白いのでまあいいか。」
というワタクシもいます。
失敗からしか人は学ばないのです。
※それなら学んで一発で作れよ、という突込みは禁止です。
ありていに言うとH4バルブがケーブルに当たる
ということは何かの配線が原因ってことですな。
ライトカウルの裏側を見てみると。
センターに持ってきたスピードメーターの配置したケーブルとライト裏のH4バルブが当たってる。
ワイヤーとH4バルブのコネクタカバーが接触、これ以上手前に調整不可能。
ああああ。
なんだそれは。
※よく考えたらわかりそうなもんですが。
H4バルブのライトは明るくて安くていいのですが縦方向にかさ張るんですよね。
バルブに接続するコネクタもゴツいし、防水防塵カバーも付くし。
※ヒートシンク付きのLEDバルブやH.I.Dのバーナーとか考えるとそれほどスペースは変らない気もしますが。
最近の電子式のヘッドライトは明るくて素晴らしいのですが、
一旦手に入れたバイクや車を超長く使うワタクシの様な運用方法だとイマイチ信用が低い耐久性や持久性に不安があるのです。
ライトにちょっとした不具合が起きただけで「ユニット交換で数万円。」とか言われると困るのです。
出先でトラブルで電球が切れたときに交換がたやすいH4がいいよ、ワタクシは。
※ 明るさはともかく 田舎のホームセンターとかでもH4バルブは売ってるし。
とはいえ、
「目の前の問題はライトカウルをどうつけるか?」
ですな。
理想的なライトカウルの取り付け位置はここなのですが。
ちなみに・・
古いバイクののアナログメーターでセンターメーターと言えばSRX-4やSRX-6の奴が美しいよね。
※SDRも同じだっけか。
最近のバイクはセンターメーターが多いし、
KDX125SR2号機もセンターメーターにしたかったのですよ。
というのは、
「メーターがデジタルになってワイヤー式駆動からセンサー式になってメーターの配置が自由になった。」
「ヘッドライトバルブもH4バルブでなくLEDとかになったので薄いライトが作れるようになった。」
バイクはメーターやライトという走りに関係ないものも確実に進化しているのですなぁ。
古いオフロードバイクのメーターってのは、
メーター自体が左側
インジケーターが右側
みたいな左右非対称なメーター一式が多いのは別に流行とかではなく、
「メーターワイヤーとライトユニットが接触するから。」
なんですなぁ。
・・と、ワイヤーとライトが接触してライトカウルが付かないKDX125SR2号機の状態を見て2秒くらいで悟ったワタクシです。
※悟ったところで何も解決しないのですが問題は明白になったのでまだ戦う心は折れていないのだ。
ライトの装着位置を前に出す
今回手に入れたやすっぽくてやれやれな感じのネットで買った安いライトカウルですが生意気にもライトステーが二種類付いていました。
ステーを変えればライトカウルの位置を5cmほど前に出して付ける仕様にも対応できるのですよ、生意気にも。
※世界中でライトカウルが付かないというクレームが来たか、最初から普通にはつかないよ、という確信犯的な販売かはわかりませんが。
ともあれ。
ライトカウルを前方に出して装着して見ます。
ライトカウルをフロントフォークにゴムで括りつける仕様なのでライトカウルの装着は簡単なのです。
H4バルブとスピードメーターワイヤーのわずかな干渉はありますが何とか取り付けることができました。
ライトカウルが前に出た(´;ω;`)
うむ。
想像通り、顔が前に出た状態に見えますな。
今どきっちゃ今どきのバイクのトレンド的なデザインっぽいですが「オフ車っぽくはない。」ですな。
※KDX125SR2号機はオフロード走行に使う気はあんまりないからこれでもいいんですが。
ま、とりあえず付くには付く。
KDX125SRのスピードメーターケーブルは既に欠品なので極力スピードメーターケーブルに負荷をかけたくないのですよ、ワタクシは。
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ライトカウルのセレクト再考するか?
・・お金さえあれば。
ライトカウルを決めた時は どうせ適当にやれば付くと思って 正面からの画像しか見てなかったのでした。
やはりライトユニットの厚さというか奥行きをしっかり見るべきでしたな。
理想の位置。
メータとライトカウルの隙間が切ない。
モノが来た後にメーターユニットの配置を調整したにもかかわらず、この体たらくです。
「DT200WRの純正とは思えないほど薄いライトユニットが一個余ってるからこれにしちゃおうか?」
とも思ったのですが同じ顔つきのオフ車が二台あるのもなんだし。
※色も白でいいのですがDT200WRのライトユニットはフロントフェンダーから換えないとデザイン上浮くし。
好き嫌いが分かれるDT200WRのライトカウル。
ワタクシは何にも似ていなくて超かっこいいと思うのですが。
メーターのセンター配置をやめて、左側にオフセットするか・・。
これもなんだか負けたような気がするのであんまり取りたくない手法ではありますな。
ま、 お金もないし面倒くさいので しばらくはこれで行くことにします。
まだKDX125SR2号機では他にもやりたいことは山ほどあるのです。
この程度でいちいち 別にお金を使えるわけもなく 躓いていては進みません。
まあ最終的に許せなければ、
ということになるんでしょうけれども。
まとめ
予想とはなんとなく違ったイメージになりましたが。
バッテリーを積んでいるバイクなら、一思いにワイヤーが必要ないデジタル多機能メーターにしちゃえたんですがね。
最近のバイクはみんなこの手法なのでライト周りやメーター回りの自由度が凄いな。
※カラー表示の液晶メーターとか絶対寿命短いって。壊れたら高いって。
35年前のバッテリーレスのオフロードバイクのレストアはアナログ重視のメーターで行くわけなのです。
アナログメーターというのはワイヤーで駆動してたりするものでして。
メーターワイヤーとライトのバルブが接触して、ライトカウルが付かないなんてことがあるのです。
良く考えたら何度もばらしているので知ってるハズなんですが意外とやってみるかで気が付かないもんですな。
※当時のオフ車はみんなメーターが左右どちらかにオフセットされ、インジケーターが補足的につくデザインなのはこういうことなのですな。
いろんなことがわかったのでとりあえず飯にする。
※今回も記事が地味なのでとりあえずいつものように美味しそうな画像を載せておきます。
まあ、いい。
また一つ、普段生活してて全く役に立たない知識が増えて嬉しいくらいです。
※こうやって飲み会で面倒くさい中高年が出来上がっていくのです。
アナログにこだわったのでライトが前に出たような格好になってしまったわけですが、
改めて公道用のオフ車ってホント採寸ギリギリで設計されているんですなぁ。
メーカーさんはホント大変だわ。
とりあえず、
KDX125SR純正の重たくデカいメーター回りをなんとかできました。
ライトの配線もインジケータの配線も完了しています。
エンジンかけて各電装の動作を見ましたがばっちりですし。
※ライトカウルには意味のないポジション球も付属していましたので 意味ないけど Lowビームでのみ点灯させるようにしました。
今後、いかにも純正っぽくもう少し詰める予定もあるので、そのうち「その3。」を書くことにします。
ちなみに・・
バイクのハンドルに余計な重量物が付くとハンドリングは絶対に悪化するのですよ。
※ママチャリの前かごに荷物満載して走ってるようなものです。
ハンドルに重たいものがたくさんついてるため、ハンドリングが最悪レベルのバイクZ1-Rで思い知りました。
特にオフ車は細かいハンドル操作やハンドリングの悪さがそのまま悪路走破する際の不安につながります。
オンロードのカウル付きバイクはフレームマウントのカウルにメーターをつけるという逃げがあるのですがオフ車はハンドルにマウントするしかないし。
※後期のXR-Baja他を除く。
とにかくハンドル周りには極力何もない方がいいのです。
※究極のハンドリングを突き詰めるレーシングマシンのハンドル周りを参照のこと。
ハンドルというかステアリングに直接ライトやメーターが取り付けられているバイクは、
公道では不可ですが ハンドル周りのメーターとライトを外して走ると全然ハンドリングが違うバイクになりますよ。
でも、本気で走りを極めたいならビキニカウルは外すかフレームマウントすべき。
言っておきますが純正のZ1-Rは峠で遊んで楽しいバイクじゃないですよ。
実はハンドル周りにメーターやライトを装備するネイキッドバイクはハンドリングという点では不利なのです。
※ライトやメーターをフレームマウントしたバイクと乗り比べると全然違うのがわかるハズです。
この辺についてそのうち再度まとめ記事を書いてみようと思います。
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