実際乗ってみればわかりますがぬふわkm/hでも怖いです。
なので、ロータスヨーロッパでは高速道路は乗りたくありません。
それでも距離を稼ぐ時に使いますが、法定速度で走行車線を流すくらい。
この車では高速道路走行は怖いしツマラナイんです。
直線が怖い車ってのもなかなかないと思いますが。
当記事の目次
ロータスヨーロッパの高速道路での性能
嘘ですよ。
過敏なハンドリングと全然ないパワーとうるさい風切り音はにひたすら耐えるだけです。
ロータスヨーロッパは40数年前の車にしてはよく走るとは思います。
とはいえ、ちょっと普通の人にはおススメできない位高速道路は大変な車です。
高速道路では
などなど、高速道路を走るにはネガな要素しかありません。
よく言えば、
皆、普通の車では感じられないことを感じることができる超過敏な車です。
「後方の視界が悪いので、振り向いて確認しただけで隣のレーンに行くくらいハンドリングは敏感です。」
大げさに言うと、1cmハンドルを動かしただけで隣のレーンに行く感じです。
そんななので、
片手運転も怖いくらいなので運転中は缶コーヒーのスクリューキャップを外せません♪
また、
「風切り音と隙間風、メカノイズやビビり音などでうるさくって音楽すら聴けません。」
※ラジオのチューナーをいじるのも大変。ついでにFRPボディだからラジオの電波の入りが非常い悪い。
その上、
困ったことにスポーツカーっぽい見かけのくせに、
「ぬわわkm/hくらいからの加速力はあんまりよろしくない。」
ので譲ってくれても追い抜くのが難しいんです。
特に、上り坂での追い抜きはちょっと頑張らないといけません。
※基本的に100km/h以上だと追い抜けない位パワーはないです。
さらに、
「はっきり言うとブレーキの効きはよろしくありません。」
当倶楽部の個体はブレーキサーボ(倍力装置)の具合がよくないので撤去しました。
ブレーキサーボがついてても、あれだけ小さいブレーキパッドなら、ブレーキの効きは期待できませんが。
高速道路に限らず、ロータスヨーロッパでの車間距離確保はマジで大事です。
※某漫画の様にテールトゥーノズで追いかけるなんて怖くて絶対出来ません。
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特筆すべきは、
「トラックやバスと並走すると間近に見えるでっかいタイヤはマジで恐怖。」
です。
というのはリアルに命の危険を感じます。
※走行音+隣のトラックの走行音で助手席と会話ができません。
並走するバスやトラックを、さっさと抜きたいのですが加速力がそれほどないロータスヨーロッパなのでした。
普通車と比べても来れです。
バスやトラックには踏みつぶされそうです。
結論から言うと、
「ロータスヨーロッパは高速走行が得意な車じゃない。」
です♪
※そういうところもスーパーカーらしくなくて大変よろしいのです。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパで高速走行中に事故でもしたらFRPのボディはひとたまりまりません。
多分、というはほぼ即死です。
なので、超安全運転になります。
「それが御身のためですよ、大佐♪」
とよくナナイ中尉に言われています。
古い車は速く走るためのものではありません。
古い車には安全装置なんか何一つついていません。
速く走ってもただ危ないだけです。
ゆったり雰囲気を楽しみながら流すのが正解です。
どうしても古い車で速く走りたいなら、公道よりは安全なサーキットで走るといいですよ。
※とんでもなくお金かかりますが。
ロータスヨーロッパの最高速は?
それでも巡行できるわけではなく、一瞬出せるスピードってところです
※知ってますか?高速道路は100km/hで巡航するものなのですよ♪
ロータスヨーロッパの最高速は
「命を懸けて頑張れば、ぬえわkm/h。」
は出ます。
ただし、
恐ろしくてその速度をキープなんかできません。
休憩時は手に汗かいています。
このくらいの天気だとまだマシですが、雨天の高速では多分死にます。
そもそも、高速道路ではスピードメーターの針がぐわんぐわん踊りまくるので正確な値じゃないです。
※ワイヤーのタコ踊りは簡単なメンテナンスで直りました。
そもそも、旧車のメーターなんかあてにする方が悪いのです。
※高速走行時はGPSでの速度&距離監視するのも当倶楽部流です。
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ちなみに・・
「某漫画のようなリアウィングは意味がない。」
です。
所詮120馬力程度なロータスヨーロッパですので、もともとスピードが出せる車ではありません。
という事で、
「ライトウェイトスポーツカーに重い物付けるのはナンセンス。」
な気がしてます。
でもでも、
狼世代の人たちと話をしてると、ほぼ確実に
「ウイング付けないの?」
と言われます。
「漫画:サーキット狼。」は 素晴らしく 大げさに書かれています。
事実との乖離がありすぎる適当な漫画ですが面白いのは確かです♪
※ロータスヨーロッパの印象を漫画で刷り込まれた人たちが、まだこの国にはたくさんいるのです。
恐ろしいほどの高燃費
何もついてないしデジタル制御は皆無ですが、ものすごい高燃費です。
※主治医が言うことには「20km/lも十分可能である。」ということです。
18km/lは、関越道から長野方面に向かっての走行時の記録です。
きっちり満タン法で測ったわけではないので実際は20km/lくらいの燃費なのかもしれません。
※古い車やバイクはガソリンを満タンにするとタンクからあふれることがあるのでガチャ止めが基本です。
上信越道の下り(山に向かってずっと登り坂)での実測ですので、下り坂の多い関東方面へ向かう場合、もっといいはずです。
普段の街乗りでは燃費はほとんど気にしたことないです。
タンクがでかいので全然減らないし。
※でもハイオクだから、燃費がいいのは助かります♪
コレが破れると燃料計がまともに動かなくなります。
信用できないスピードメーターやトリップメータで割り出したわけではなく、GARMINのGPSでの計測なので一応信頼性は高いハズです。
※ただ、驚くことにトリップメーターはGARMINのGPSの走行距離とほとんど誤差はありません。
これ一個あるとバイクツーリングでも重宝します。
ナビより情報がマニアックで限られてるので頭も使います。
燃費がいい要因
と言ったところが高燃費の原因かもしれません。
※無理に走っても速くないし、うるさいだけですので。
とにかく、
快調なロータスヨーロッパは 峠で結構ぶん回していますが 驚くほど燃費がいいです。
そういう意味ではランニングコストは非常に安い車です。
※壊れるといきなり高額な修理代になりますが。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパのキャブセッティングはほとんど主治医にまかせっきりです。
という感じです。
ワタクシは主治医に、
「標高の高いところで結構使うのでよろしく♪」
と伝えたくらいです。
信頼できる主治医がいるというのは心強いものです。
※もう少し主治医のところが近いといいんですが。
自分でセッティングする必要が全くないです。
※ウェーバーを外して清掃くらいはしましたが。
それでもワタクシなりに、中古のウェーバーを勉強用に買ってみたりしました。
固定ベンチュリの気化器は初めてだったのでいろいろ勉強になったのも確かです。
ロータスヨーロッパはハンドルから手を離せない
なにせハンドルに遊びが全くありません。
※昔の英国車はこんなのばっかり。
高速道路でも一般道路でも、運転中はハンドルから一瞬たりとも手を放すわけにはいきません。
ちょっとした段差で、少しでもハンドルが切れるとそっちに行っちゃうからです。
「ハンドルに遊びは一切存在しない。」
ので、ハンドルを1cm切ると隣のレーンに行くイメージです。
※大げさじゃなく、です。
小径ハンドルにしてる人もいますが、さらに機敏だと思うと恐ろしい。
おまけに、
サスもタイヤも路面の凹凸を拾いまくります。
※ギャップで、ガッガッというので心臓によくないです。
その反動でハンドルがちょっと切れることもあります。
そうなると、狙ったラインを走れないのですよ。
※大げさじゃなく、です。
ロータスヨーロッパは走行中、ハンドルをしっかり固定する必要があるのです。
当然、運転中はコーヒーなどの飲料は飲めません。
そもそも、ドリンクホルダーがありませんので、ドリンクはドアの小物入れに挟みます。
信号待ちなどの隙を見つけて水分補給しますが、高速で走行中は無理です。
ロータスヨーロッパで走行中にキャップ付きの缶コーヒーのフタを開けて飲むのは自殺行為です。
そもそも、走りながら飲料のフタは開けられませんよ。
※キャップ付のペットボトルや缶でないとギャップに乗るたびに中身がガンガンこぼれます。
ロータスヨーロッパでの高速走行は常に緊張を強いられるのです。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパの左後方はミラーでは全然見えません。
従ってレーンチェンジや合流の際は振り返って後方を確認するのが基本です。
頭をふって後方確認するだけで、車体が徐々に左側に寄っていく気がします。
多分、気のせいじゃないです。
※こうなると、背中に嫌な汗をかくのですよ。
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ロータスヨーロッパの高速走行時は隣の人と会話が出来ない
そこらじゅうで、狭いコックピット内に部品同志のビビり音が共鳴します。
さらに、ボディのチリが合わず、隙間だらけなので風切り音がものすごいんです。
当倶楽部の個体は、アイドリング時のエンジン駆動音や排気音はかなり静かな方です。
前のオーナーがエンジンルームに入れた遮熱用のステンレスの板を入れてくれています。
板自体はリベットできちんと固定してありますのですが・・。
高速道路のスピード域では振動と走行風でステンレスの板が激しくたわむんですごい音を発します。
※この板のおかげで、ガソリンが沸騰するパーコレーションが防げている・・はずなので音くらいは・・です。
せめて、ボルト止めにして欲しかった・・。
そのうち、縦横方向に固定してたわみを防ごうと思っています。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパでは走行中の横の景色は全く見えません。
窓から見えるのはガードレールとか防音壁だけです。
「高速道路の横には海が広がってる・・はずだ。」
と、いうような想像力を掻き立てる素晴らしい車です。
もちろん一般道でも景色は全く見えません♪
さらに、
いろんな騒音が邪魔をして走行中にラジオやCDはろくに聞こえません。
もちろん、高速走行中は同乗者との会話すらままなりません。
同乗者にはあらかじめそういったことを伝えて置くべきです。
なので、
「デートに使える車ではありません。」
相当慣れるか諦めてもらわないと、もめごとの種になる車です。
まとめ
動力性能はしょぼいくせに、レーシングカー並みの苦行を強いられる車です。
命を懸けて頑張っても最高速は現代の小型車にも勝てません。
具体的には
ただし、
とまあ、総合すると高速走行には全く向かない車であると言えます。
とにかく、
高速道路の運転は楽しくないし、走った後は手に汗握ってるしグッタリ疲れています。
そもそも、
1,600cc弱の排気量の旧車で現代の高速道路をガンガン飛ばすっていうのは無理があります。
流して距離を稼ぐにはいいかもしれませんが、それだって結構緊張します。
高速道路をやむなく使う場合は、
ブレーキがあんまり効かないので 車間距離を取る
どうせスピード出ないので 法定速度をキープ
といように安全運転なのですよ♪
当倶楽部でロータスヨーロッパで出かけるときは、
「高速道路は怖いしつまらないので、極力高速道路を使わないルート。」
を模索するようにしています♪
※それでも、関東圏に行く際は渋滞を回避するために最低限高速道路を使いますが。
狼の漫画とは違う
「狼の漫画に憧れて乗ったはいいけれど 遅すぎて イメージと違う。」
という人が稀にいます。
そういう人は速やかに漫画から卒業して現実を見ましょう。
※絶対あんな風に走れないし、助手席の女の子に 癖がありまくりな シフトチェンジを任せるとか絶対無理です。
もう一度書きますが、速く走る車ではありませんよ。
とはいえ、
高速道路以外はほんとに楽しい車です。
ドライブシーズンの空いている時間に高原道路を流すのは最高です。
乗ってるだけでいろんな知り合いができます。
イベントに参加するのもいいでしょう。
ロータスヨーロッパは古いし普段使い出来る車でもないです。
こういう楽しみ方が最高の贅沢♪
なので、
限られた楽しめるシュチュエーションで最高に楽しく乗ることを考えればいいのです。
※古い車やバイクはみんな同じです。
結局こういう無理させない運用が壊さない理由なのかもしれません。
二度と出ないような変な車に乗れるだけでも、ありがたいと思った方がいいのです。
車趣味やバイク趣味では「無事これ名人。」の精神が最優先です。
旧車で無理して事故でも起こしたら最悪です。
後世に残すべき旧車という遺産が一台なくなるのです。
※何より、ワタクシはまだ死にたくないですし。