運転が上手い人ほど周囲に気を配っています。
それに後方視界がクリアだとストレスたまりませんよ。
バイクのミラーを変えて後方の視界改善、
角度が気に入らないのでミラーの柄を曲げてみたって話です。
当記事の目次
バイクの後方視界が改善されると疲れない
※「軽井沢シンドローム」の耕平ちゃんのセリフですね。あれはジープでしたが。
ワタクシもそう思っていた時期がありました。
ただね。
ある時「後方視界が広いと思ってる以上にストレスがたまらない。」ということに気が付くのですよ。
いろんなバイクに乗り比べてみるとホントによくわかります。
※特に最近のバイクの後方視界の良好さと言ったらドラムロとレプラカーンくらい違います。
後方視界は良い方が楽
思うに、
バイク乗車時のヒトは後方の死角をなくすため、頭を傾けてミラーをのぞき込むように動きます。
これ何回もやってると結構つかれるのです。
荷物満載だったり、だぶだぶのジャケット来てたりすると余計です。
あらかじめ、
後方の視界が良く死角が少ないミラーだと頭を動かさなくていいので楽です。
ワタクシの様に「緑内障を患い始めて視覚が欠損していくようなライダー。」にはコレがかり楽なのですよ。
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言っておきますが現時点では全然見えていますよ。
視力は1.2以上あります。
※対向車のドライバーが歌うたってるのを判別するくらい動体視力もあります。
とはいえ、
目にはできる限り負担をかけたくないのです。
※緑内障は失明する危険性があるので出来るだけ大人しくしておきたいのですよ。
というわけで、
25年以上ぶりにZ1-Rの後方視界改善計画が発動したわけです。
ちなみに・・
四半世紀もの間、10万キロ以上日本中を走破したワタクシのZ1-Rです。
交換する必要性を感じなかったので同じミラーを使い続けています。
Z2ミラーは 10年に一回くらい メンテしないと鏡面が動かなくなりますね。
分解して可動部をグリスアップできるのが本物のZ2ミラーですよ。
バッタもんとかイナゴもん多し。
そして、
柄の部分やミラーの固定ナットは風雨や飛び石、その他もろもろの要因でここまで錆びます。
※ワタクシの様に 狂ったように 洗車したり、コーティングしたり、屋内保管したりして大事にし続けてもコレです。
無理もないよなぁ、台風の中もサンドブラストみたいな砂嵐みたいな風が吹く海岸沿いの道路走ったりしたからなぁ。
25年も使ってればこんなもんなのかもしれません。
現時点で、ワタクシのZ1-Rは、フレームとハンドル、リアホイールくらいしか工場出荷時からの装備は残ってません。
別にカスタムとか高性能化を狙ったわけではありません。
必要に応じていろいろ交換し続けたらこうなった、というだけの話です。
※純正の状態で維持してる人には頭が下がります。
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Z2ショートミラーは短すぎる
まずは何するにも現状分析です。
仕事では、そんなことは普段絶対しないくせに、です。
Z1系バイクのリプレイスミラーの定番と言えば、
「Z2ショートミラー。」
ですね。
当倶楽部では、Z1-RとZ750D1に同じものを装備しています。
デザイン的には何の問題もありません。
※角ばったデザインのZ1-Rですが純正ミラーは丸型なんですよ♪
ただし、
四半世紀使い続けて慣れているZ2ショートミラーは、
ので後方視界は良くない部類です。
※カッコいいんですけどね。
最近のデザインされたバイクの純正ミラーは、
「後ろが見えすぎちゃって困る。」
くらいよく見えます。
今時のバイクのミラーは、だぶついたジャケットがバタついても結構後方視界が確保されてるのが凄い。
多分全部です。
ハトとかの鳥や草食動物の視界ってこんなもんかもしれない・・
と思ったら、
「なるべく今どきのバイクのミラーの流用。」
をやってみたくなりました。
ちなみに・・
最近の車やバイクの純正ミラーは
と高機能になっていますね。
たかが、ミラーですらも技術の進化がすさまじいです。
※バブルの時期、ミラーにもワイパーついてる車がありましたな。
なので、
カッコやデザインだけでリプレイスミラーに交換しちゃうと、
「かえって見ずらくなる。」
ことがありますね。
※最近のカウル付きバイクのミラーの柄が長いこと!変えたくなるのも分かりますが。
ただし、
ミラーにははっきりとした違反の基準があります。
特に新しいバイクほど規制が厳しいです。
ミラーのリプレイスする際は気を付けないと違反になったり車検通らなかったりします。
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バイクはミラーの変更は車検に通らないケースがある?!違反? バイクのミラーは簡単に変更できるけど違反もある 部品交換会などでも大量に売られることがおいのがミラーです。 ワタクシも何度か部品交換会で買いまし ... 続きを見る
参 考 バイクはミラーの変更は車検に通らないケースがある?!違反?
※この記事は実はZ1-Rの新しいミラーを検討中にいろいろ調べて書きました。
Z1-Rに採用したのはZ900RSのミラー
それに、今どきのバイクに合わせたデザインのミラーはNGです。
一部だけモダンなデザインにしても「そこだけ浮く。」のは格好悪いのです。
ミラーって悩み始めると止まりません。
定番から外し技まで多種多様な選択ができ、センスがもろに出ます。
※特に定番があるような車種はたかがミラーですが外し技は難しいのですよ。
などなど、多角的に検討しておりました。
ノンカウルのスポーツバイクによく似合う系。
昔は片側しか付けてなかった人も多かったけど違反です♪
さんざん悩んだ挙句、
「純正でZ系のデザインを大きく崩さないミラーがあるじゃないか。」
ネオレトロとか言われて大人気な、Z900RS用のミラーです。
Z900RSは結構街中で見かけます。
デザインが古臭いだけで中身は全然新型ですのでワタクシが乗ったらすぐ飽きそうですが良くできてるっぽいです。
※この手の懐古主義デザインのバイクについては前に書いた記事があるのですが、もう一回今の視点で書いてみようと思っています。メグロはちょっとやりすぎ。
というわけで、
Z900RSのミラーをヤフオクで入手しました。
ただし、
手に入れたZ900RSの純正ミラーの現物は柄の角度が・・なんか気に入りません。
どういうことかと言いますと。
ミラーの鏡面部分をもっと高い位置にあってもいい、というかあるべきです。
ミラー位置が低いだけで「なんだか弱そう。」な印象になるのが不思議です。
何でこういう角度になっちゃったんだろうね、Z900RSのミラー。
Z900RSのミラーは柄の部分の曲がり角度が100度くらいなんですよ。
※Z2ミラーと同じくらい(120度くらい)に立ってた方がカッコいいです。
ちゃんと角度測っておけばよかった・・
長さはともかく、角度が全く持って気に入らねえ。
と思っても後の祭りでドンヒャララ♪
またガレージに眠るストックパーツが増えるのか・・。
と諦めかけてたところ・・「あばれはっちゃく。」の様にひらめきました。
「ミラーの柄の角度が気に入らないなら曲げて角度を変えればいい。」
のです。
ミラーの柄の角度を変える計画発動
ワタクシがどんなに力を入れてもびくともしない強度を誇ります。
そういう時は、
板金加工のプロに頼むのです。
困った時の金属加工&塗装&なんでも屋のN君にお願いします。
※最近、KERKERのマフラーの凹みを修理してもらった記事を書きました。
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そしたら、
持ってこい、と。
いいから持ってこい、と。
Z2ショートミラーの現物も一緒に渡して、
「この角度にしてくんな。」
と江戸っ子の様にオーダーを出します。
かなり無茶ぶりなのはわかっていました。
※もし折れても仕方ないかな、という気持ちです。
ところが予想に反して、
結構あっという間に曲げてくれました。
ベンダー(鉄棒を曲げる機械)を使ったんだろうけれど綺麗に仕上がっています。
※全く違和感ありません。さすがです。
Z2ショートミラーと角度がぴったり合っています。
この時点で世界に一つだけのワタクシだけのミラーです。
早速、Z1-Rに取り付けです。
Z1-Rはミラーを付けハズシするだけでも、ビキニカウルを外す必要があります。
※たぶん、今まで300回くらいZ1-Rのビキニカウルの付け外ししていると思います。
いつか蹴っ飛ばすかも・・とハラハラしています。
ちなみに・・
バイクのミラーってよく見ると結構左右で位置が違います。
※ハンドル周りをいじってる人のバイクのミラーは左右対称じゃないことが多いです。
それに、
KAWASAKIは純正でもハンドル周りの細かい調整が無頓着で非対称なバイクが多い気がします。
※KDX125SRなんかハンドガードの位置がどうやっても左右同じになりません。
当倶楽部のZ1-Rは全く純正ではないので人様の参考にはならんと思うのですが。
思いっきり左右非対称です。
「良く見るなよ、減るだろ。」
いいんですよ、当人が良いって言ってんだから。
※イベントとかに行くとすぐ突っ込む人が居ますが放っておいてください。
ハンドルより外に出てるとミラーステーが危ない
ハンドル両端と同じくらい、もしくはちょっと出る感じです。
それでも、結構イメージ通りです。
もう少し張り出しが短い方がカッコいいけれど、ミラーの柄を切り詰めるのは難儀しそうです。
※たぶん出来るんだろうけど、加工賃が出せない。
今時のバイクのミラーの柄って長いねえ。
それにしても、
今どきのバイクってこんなにミラーの柄が長くハンドルから飛び出てるのかね?
角度変えて立ててもこれくらいなんだから、寝たままならもっと出てたはず。
Z1-Rが旧車だからと言って、
等はZ900RSとそれほど変わらないはずだから、やっぱりミラーが長いんだと思うな。
ガンキャノン砲二門装備。
※ガン・キャノン・砲って同じこと三回言ってるよね。
今どきのバイクの規制があるのでしょうが、
という純正のミラーってイマイチ格好悪い気もします。
写真を撮る際
ミラーは短い、もしくはない方がバイクが大きく見えます。
※ミラーまで全部入れようとすると無駄に上の空間が広がりすぎるので相対的にバイクが大写しにならないのです。
プロがバイクの写真を撮るとき、わざわざミラーを外したりするようですよ。
※ミラーステーはアルミであることが多く、付けハズシを繰り返しすぎるとネジ山が痛むので、ワンタッチで外れるミラー(RAMマウント式ミラー)を使ってると言ってました。
こういう奴ね。
確か見せてもらったのはミラーが丸かった気が。
ただ、
「昔のバイクはミラーまで含めてデザインされてるイメージ。」
があるので、バイク上方の無駄な空間が逆に伸び伸びしたイメージになってる気がします。
※Z1は長いミラー&センスタでの画像の印象が強くないですか?
ミラー迄入れてのデザインですよね。
今のバイクは「みっちり詰まってる感。」をカッコいいとしているようなので旧車とは真逆のイメージですね。
※詰まってる感がハムみたいです。
この辺はバイクのデザイントレンドと関係してるのでしょうねえ。
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ちなみに・・
ミラーが大きくハンドルより外に出ててるバイクがコケても、意外にミラーは壊れません。
壊れるのは「ミラーステー。」です。
オフ車の様に、可倒式ミラーであれば問題ないのですが、ミラーをがっちり固定するオンロードバイクの場合、まず間違いなくミラーステーがやられます。
豪州の砂漠のど真ん中で嫁がKLR250で転倒、怪我がなかったのは幸いですがミラーステーを破損しました。
その際、
同じパーツで構成されてるクラッチレバーホルダーまで逝ったかと思って気温42度の灼熱でしたが精神的には凍りました。
※周囲200kmに誰もいない砂漠の真ん中の未舗装路での出来事です。
幸い、その時は応急処置で左ミラー無で残り数百キロを走破することができましたが、最悪日干しになるところでした。
それ以降「オフ車のミラーは可倒式!」と、しつこく実践しています。
最近のオンロードバイクのミラーはミラーアダプターを付けて、くるっと回るようにできているっポイのですが・・
ミラーの柄の部分の垂直に立ってる長さがアダプター分長くてカッコ悪い気もします。
今どきのバイクはミラーと車体の固定ナットを隠すため、大抵ゴムのカバーがついてますね。
※Z1-R場合はカウルと干渉しないようにゴムがあってもいいんですがね・・
まとめ
世界で一つだけのパーツになります。
コレが純正流用の究極系だと思うのです。
ワタクシも人に加工を頼むようになったか・・
考えてみりゃ、出来ないことは出来る人にお金を支払ってやってもらう。
資本主義の基本です。
※今までは意地になって自分でやってきましたが時間を有効に使うにはそれもアリです。
正面からの引きの絵は今後徐々にアップします。
今回、危うくデッドストック化しそうになったZ900RS用の純正ミラーですが、加工により採用となりました。
やはり何でも「他車流用パーツがポン付け出来るとは思わないほうが良い。」ですな。
※「純正流用ポン付けパーツ。」も稀に見事な流用してる人が居ますよね。
「それどうやってるの?」
等と聞かれるのは結構嬉しいもんです。
ちょっとでも部品が気に入らなければ 我慢する 気に入るように加工すればいいのです。
こういう加工が得意なスペシャルワークスが近所にあるのは幸せですな。
今回は
「ただのミラーの柄の加工。」
と思うかもしれませんが設備がないとできません。
※素人には無理系の加工です。
そういう場合は素直に「頼む。」のが正解です。
※ワタクシが無理やり何とかやればできたかもしれませんが、この完成度はありない&時間がかかりすぎるのは確実です。
今回のZ900RSのミラー改を装備したことにより、Z1-Rの後方視界は超改善されました♪
今までが50%だとすると80%くらいに増えた感じです。
自分で書いててなんですが、単位は不明です。
※非常にわかりづらいのですが、感覚的なもんですので人によって違うはずです。
これで白バイにストーキングされても後方の死角が少なくなったので前よりは安心です♪
※白バイ(特に交通機動隊所属)はミラーの死角を意識して追尾してきますよ。
キャンプ装備のZ1-Rで白バイに追尾された経験を持つワタクシです。
撃墜こそされませんでしたが、気が付くのが遅ければ危ないところでした。
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ああ、そういえば。
「ドラレコの後方視界カメラもある。」
もう後方視界はこれ以上ない位ばっちりです。
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後方防衛機能はこれ以上つける気はありませんが。
マキビシ撒いたり、オイル垂らしたりとかすると「マッハ555(スバルか?)」っぽくなりますな。
※チキチキマシン猛レースっぽくもある。