Z1-R バイク

Z1Rをノンカウル仕様、カウルレスにする方法は簡単ではないです

 

ワタクシ
Z1-Rをカウルレスにしたい人って結構います。
Z1-Rのビキニカウルは重くて、走行性能的にはかえって邪魔なのは確かです。

ただし、
ビキニカウルを取り外すだけだと極めて格好悪いです。
Z1-Rのビキニカウルの裏側にはいろんなシステムとKAWASAKIの夢が詰まっています。
なんちゃって。


 

Z1-Rのビキニカウルは凝った作り

 

ワタクシ
Z1-Rは「世界初のビキニカウル」と言ってもいい位の時期に投入されただけあってかなり凝った作りです。

 

メーターバイザーを兼ねたインナーカウルがぴっちりとビキニカウル内側を覆っています。

しかも、
カウルの突端にはキャップまで付くという凝りようです。

 

Z1-Rの純正メーター回りはこんなです。この無駄な豪華さが癌

Z1-Rの純正メーター回りはこんなです。この無駄な豪華さが癌

 

いちいち凝った作りなので非常にコストがかかってるように見えます。

ただし、
そのすべてが「ノンカウル化」の障壁となります。

 

 

Z1-Rのビキニカウル内にはいろいろなものが搭載されている

 

 

ワタクシ
Z1-Rのビキニカウルを外すと分かりますがいろんなものが内包されて配線がむき出しです。

 

ビキニカウルを外すと

  • メーター裏
  • ライト裏の配線
  • がむき出しなのがわかります。
    ※このままだとすごく格好悪いです。

    ノンカウル化する場合は、これらすべてを何とかする必要があります。
    簡単なのは、片っ端からZ1のモノと置き換えていくという手法です。

    ただし、
    とんでもなく面倒くさいうえにお金がかかります。

     

    すべての装備はビキニカウルありきの設計

     

    ワタクシ
    Z1-Rの特徴的な装備はすべてビキニカウル内にあるといっても過言ではありません。
    カウルレスにする場合はZ1-Rの特徴的な装備を全部捨てる覚悟が必要です。
    ※もちろん執念さえあれば何とでもなりますよ♪

     

    捨てざるを得ない装備

    Z1-Rのノンカウル化にあたり使えなくなる装備

  • ウィンカーオートキャンセラー
  • ワイヤ式ブレーキマスターシリンダー
  • 電流計
  • 燃料計
  • ・・なくなった方がいい装備もありますな。

     

    Z1-Rはビキニアウルありきのデザインです。

    Z1-Rはビキニアウルありきのデザインです。


    ノンカウルにするならサイドカバーもちょっと考えたいね。

     

    いろんなものを諦めることになりますが、軽量化というこれ以上ない恩恵を受けられます。

     

    ちなみに・・

    燃料計には、ゼファー用の燃料計内蔵メーターを使えば捨てずに済みます。

    電気式タコメーターになるので、基本的には配線は自分で作ることになります。

    配線なんてのは簡単なもんです。

    それよりも、
    まともに動くゼファー用の燃料計内蔵メーターが手に入れることの方が大変です。
    ※コレが一番の難関になるはずです。

     

     

    Z1-RをZ1っぽくカウルレスにする場合必要なもの

     

    ワタクシ
    Z1-Rのビキニカウルを外すなら相当の覚悟で取り組みましょう
    かなり大変です。

     

    Z1っぽい顔にするのに必要な部品

    ■Z1用

  • スピードメーター
  • インジケーター
  • インジケーターハーネス
  • キーシリンダ
  • メーターステー
  • トップブリッジ
  • ウィンカーステー
  • ライトリム
  • ライトボディシェル
  • スピードメーターワイヤ
  • メインハーネス
  • 左右ハンドルスイッチ
  • ※スピードメーターはトリップメーターリセットダイヤル位置が違います。
    ※タコメーターはZ1-R用がそのまま使えなくはないです。

    ■汎用品

  • ウィンカー(Z1-Rの純正は丸目一灯には似合いません)
  • 光軸合わせ用のステー(自作するしかないです)
  • フロントブレーキマスターシリンダー
  • フロントブレーキホース
  • ・・ほら、面倒くさくなってきたでしょ?

     

    当倶楽部のZ1-Rのメーター回りはこんな感じですがスポンジは挟んであります。

    当倶楽部のZ1-Rのメーター回りはこんな感じですがスポンジは挟んであります。


    一度、Z2風インジケータにしたのですがZ1000Mk2のインジケーターの方が似合う気がします。

     

    Z1000Mk2顔にする場合

    Z1とZ1000Mk2ではインジケーターの形やウィンカーの形、位置が異なります。

    Z1000Mk2顔にする場合、配下のパーツが必要です。

    ■Z1000Mk2(Z750D1、Z1000でも可)用

  • トップブリッジ
  • メーターステー
  • インジケーター
  • インジケーターハーネス
  • が必要になります。

     

    ちなみに・・

    Z1-Rをノンカウルにする場合は、メインハーネスもZ1用のリプレイス強化品に変更した方が楽です。

    後々のメンテナンスや部品調達が楽になります。
    当倶楽部では、早々にZ1-Rの面倒くさく公道を走るのに関係ない機能をすべて捨てました。

  • どこで断線するかわからない当時もののメインハーネスを使いたくなかった
  • 余剰なハーネスをすっきりさせたかった
  • ワタクシが当倶楽部のZ1-Rを大改修した際には、Z1-Rのメインハーネスなんてどこ探してもなかった
  • 砂を噛むような思いで手に入れたZ1-Rの配線図のコピーが白黒でかすれててよくわからなかった
  • という状況に追い込まれてたので断腸の思いで取り組みました。

    今となっては「結果オーライ」というかやってよかった♪と思っています。
    ※カウルは外してませんが。

     

     

    まとめ

     

     

    ワタクシ
    別にZ1顔にこだわる必要もないんですが。
    一応、Z1系のバイクとして一度はZ1顔にしてみるのも一興ですよ。
    ※ノンカウルにすると、ちゃんとZ系バイクの雰囲気になります。

     

    Z1-Rのビキニカウル周りを取っ払うとハンドリングが一気に普通の古いバイクになります。
    実に軽快で何よりコーナーが怖くないんですよ。
    ※テスト的にノンカウルで乗ってみたことがあります。

     

     

    この記事では、とりあえずZ1顔にする方法を紹介しています。

    でも、
    ノンカウルにすることだけを考えたら、メーターはデジタルメーターでもいいわけです。
    ライトも小ぶりなLEDライトでもいいわけです。
    むしろその方が、軽量化が徹底されます。

    こうなると「もはや何でもいい」ということになりますね。
    ※創意工夫と創作意欲は自己流バイクメンテナンスの基本です。

    とはいえ、
    Z1-Rをノンカウル化するのは本当に大変です。
    よほどノンカウルに執念がないのであれば、決しておススメはしません。
    ※ノンカウルにしたいのであれば最初からZ1-Rは買わないほうが幸せになれそうです♪

    かつて、
    Z400FXからの乗り換えで、どうしてもZ1-Rのノンカウル仕様で400FXの延長にしたいという人から相談を受けました。
    もう数年経ちますが、現在もかなり苦戦して頑張っています。
    ※予算的にもパーツ的にもきつそうです。しかも当人はZ400FXのインジケーターにしたいと言ってます(笑)

    質問が来たら答えますが、精神的に応援するにとどめています。
    ※こういうのは自己解決した方が満足度が高いんですよ。

     

    ちなみに・・

    当倶楽部のZ1-Rは、なんだかかんだ言って「ビキニカウル装備」です。

    長きにわたってメーターもライトもインジケーターもノンカウルにしてもいいように作ってきたのですが・・

    この状態になってると、ライトステーを交換して光軸合わせのステーを作り直すだけでノンカウル仕様にできます。
    ※1時間くらいでノンカウルにできると思います。

    当倶楽部のZ1-Rのノンカウル画像は純正と全然違ってるので参考人はなりませんが。

    当倶楽部のZ1-Rのノンカウル画像は純正と全然違ってるので参考人はなりませんが。


    ここまで来るのに本当に時間がかかっています。

    ビキニカウルを外しちゃったらZ1-Rではなくなる気がしたので、純正のカウルステーを使ってビキニカウルを装備しています。
    ※ちょっと見、ノーマルにしか見えないのでユーザ車検も余裕で通ります。

    ノンカウルにしたら、アップハンドルにしちゃいそうです。
    ※ビキニカウルがあるとアップハンドルにできないので。

    ノンカウルのZ1-Rはいろんな問題が一気に解決されて乗りやすいんだろうなぁ・・と思うと気にはなりますが、そんなお金も時間も、もうないのです。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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