街乗り主体というかステップが前すぎです。
膝がシリンダーヘッドに当たって熱いし痛い。
ならば!
自分の使い方に合わせてステップを変えちゃえばいいんですよ。
そのためにバックステップは効果的だよ、という記事です。
当記事の目次
Z1系のバイクは純正のライディングポジションだと膝がエンジンに当たる
アップハンドルと組み合わせるとアメリカンバイクのようです。
とはいえ、少しばかりステップが前すぎます。
Z1系のライディングポジションは殿様が馬に乗るスタイルなんですよね。
今どきのバイクではそんなことは絶対にないんでしょうけど、
昔のバイクは人間工学とか気にしてないのでステップが極めて前で低い位置についています。
普通にまたがると膝がシリンダーヘッド付近に当たるんですよ。
※大昔乗ってたZ2でも膝がシリンダーヘッドに当たって熱かったのでZ750D1の時代でも全く進化してないってことですな。
もうこれは伝統の設計だと思うしかないですね。
大柄な欧米人の皆さんも膝は熱かったはずですよ。
Z1が発売された時分には「バックステップなんてものは存在しなかった。」んでしょう。
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一見の価値あるのでZ乗りは絶対見た方がいいよ、このドラマ。
Z1系のバイクは純正ステップでバンクさせると路面に擦る
※思いっきりでなくても擦ります。
慣れてくるとコーナーでステップ擦るのが当たり前というか普通になるんですよね。
※純正ステップのZ乗りはステップ末端のゴムが大抵すり減ってます。
ワタクシはアメリカンバイクのポジションがちょっと苦手です。
大昔のZ乗りはどうしてたんでしょうか?
※ステップのゴムはバンクセンサーとして消耗品だったんでしょうか?
ちなみに・・
ふた昔くらい前、バイクの三種の神器と言えば、
だったわけですが。
ハンドルが低くなった初期のバイクはステップが前でヘンテコなポジションのバイクが多かったです。
何とは言いませんが(笑)
レプリカに分類される車種でも初期のころは結構ステップ位置は前ですよ。
パイプハンドルのステーがトップブリッジに残ったままセパハンにしてるバイクもよく見かけました。
※フルステアするとハンドルがタンクにあたるんですよね。違反切符切られてましたな。
足つき改善したZ750D1はステップを擦りまくる
なので、純正ステップだと普通の人以上にステップを路面に擦るのですよ。
ただでさえ、嫁は結構バンクさせるライディングスタイルです。
天才なのか ただ単位恐怖心がないバカなのか 良くわかりませんがガンガン飛ばします。
純正のステップでも膝がエンジンに当たるという体格的な問題ないんですが。
天才ってのはいるもんですなぁ・・
Z750D1の前に乗せたCB400SFでバンバンバンクさせるライディングスタイルを知ってたので、初期化の際にバックステップ化しました。
最初からバックステップに慣れたほうがいいと判断したためです。
※それでももう20年近く前ですな・・
女性は体格にハンデがあり、足つきが悪いバイクは大変です。
旧車のステップは、前すぎて普通に足を下ろすと足に当たるのです。
というわけで、
バックステップ化は足つき改善にも貢献しています。
※後はワタクシが乗った時に足が熱いのは嫌だったので♪
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Z750D1のバックステップにはタロッティをセレクト
最終的にセレクトしたのは派手ではない古風なデザインのタロッティ製です。
ちょっと武骨ですが、頑丈そうなので。
タロッティは昔からZ1系バックステップの定番アイテムです。
※今では新品は貴重?なかなか見つからないです。
無骨なのがまたZによく似合います。ワタクシの先輩のZ750FXにもついてました。
一式を新品で買ったのですが、ブレーキペダルとマスターシリンダーを押すロッドの接続部入ってませんでしたよ・・
外国もんにはよくあるので心を揺らしてはいけません。
仕方ないので、ホームセンターに通って適当なジョイントを足して使えるようにしてあります。
※クレーム付けてもまた同じのが来るだけです。悟っています。
今でもZ1系はバックステップがいろいろ選べて素敵です。
※上記リンクでいろんなバックステップが検索できるようにしてあります。
割と最近になって、
Z750D1の純正リアマスターシリンダが寿命に近い劣化っぷりでした。
ねじ込み式のリザーバータンクキャップにひびが入りました。
ブレーキだけに何か問題が発生してからでは遅い。
ということで、
「マスターシリンダリプレイスキット。」
も追加で入れました。
周辺のバッテリー液が漏れた跡が錆びて痛々しいですが、右サイドカバー内部が一気にきれいになりました。
※そのうちバッテリーケースは丸ごと塗る。
Z系のリプレイスパーツは、なぜかアマゾンよりも楽天が多くて安いです。
なぜか純正よりすっきりしてていいです♪
ちなみに・・
タロッティのバックステップは、純正の機械式ブレーキランプスイッチをちょっと延長加工するだけで使うことができます。
純正のスイッチのスプリングに100円均一で買ったS管を加工してステップと接続したらばっちりです。
車検もOKです♪
バイクのバックステップ化をする人の多くは、
設置が簡単なのでブレーキランプスイッチ油圧式に変更する人が多いです。
ただし、
ブレーキスイッチは機械式の方が絶対的に壊れません。
※経験上です。
車検の前日に油圧式ブレーキランプスイッチが壊れたこともあり、以降信用していません。
Z1-Rには、MORIWAKI製のバックステップがついています。
機械式ブレーキランプスイッチをオリジナルのステー迄作って設置してるくらいです。
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Z750D1のタロッティバックステップのインプレ
コレが純正っていうとデザイン的にはちょっと違和感はありますが「良し!」と言える範囲です。
一応、ステップ自体は可倒式です。
ただし、
キックアームを下ろすときにステップバーと干渉します。
※ほんの少し調整してくれればキックアーム下りるんですけどねえ・・外人のやることです。
Z750D1は元々スタンディングポジションをとるのが楽なバイクでしたが、
純正のアップハンドルとタロッティのバックステップを合わせるとスタンディングが超楽です。
※オフ車並みです。
この程度のバックステップ位置なら長距離ライディングでも疲れません。
何より路面に接触しないという絶妙なポジションです。
※ステップする前に、タイヤの端っこまで使いきれます。
旧車のバックステップ化はアリです。
しいて言えば、
シフトペダルがブレーキペダルと同じデザインでゴツイのです。
位置調整を行えば使い勝手は悪くありませんが、ちょっとゴツイのは否めません。
嫁は足が小さいので全然問題ないと言っておりますが。
※ワタクシのゴツイ革靴だと若干つま先をペダル下に入れずらいです。
今更ですが、
丸タンクのZ系バイクにはもう少し華奢なデザインのバックステップの方が似合うかもしれません。
ちなみに・・
タロッティのバックステップはトラブルを起こしたことがあります。
シフトペダルのアームのジョイント部が緩んでネジ山が破損しました。
これはジョイント部の調整用のナットが緩んで遊ぶと確実に発生するトラブルです。
※もともとネジの掛りが浅いです。
写真を撮りつつも実は結構焦っています。
実はツーリング先の新潟のキャンプ場でコレが発生して一瞬凍りました。
調整用のナットを撤去してダイレクトに接続することで対応しました。
※より一層ペダルに角度が付くことになりましたが嫁は気にしてません。
帰宅後にしっかりと清掃、ロックタイトをかけてあります。
トラブルが発生すると勢い慎重になるのです。
まとめ
純正の殿様ポジションも味があって捨てがたいです。
それでも、
乗り手の体格や使い勝手に合わせて法的に違反がないレベルで調整・加工するのは常套手段です。
Z1系に限らず、古いバイクはステップが前すぎです。
足をまっすぐ降ろすと、ステップに当たる場合もあり、足つき性も悪いです。
バックステップを入れてステップ部を後退させると足をまっすぐ降ろすことができるようになります。
結果として、足つき改善にもなります。
長距離も楽だし、今時のバイクのような自然なポジションになっていいことづくめです。
ブレーキスイッチなどの細かい加工は必要ですが、旧車のバックステップ化はおススメです。
※雰囲気を崩さない程度のいい感じのバックステップって現在あんまり売ってないのですが。
現役Z乗りの皆さんはいろんな種類のバックステップを使ってますね。
何を基準に選んだのか聞いてみたいです。
ちなみに・・
当倶楽部のZ1-RにはMORIWAKI製のバックステップが付いていますが、やりすぎでした・・。
ちょっと後悔しています。
なのですが、走ってるときはいいんですよ。
ただし、
スタンディングポジションが非常に取りづらい。
ステップに普通に経てると長距離ツーリングでは走りながら身体がほぐせていいんですが。
こればっかりは取り付けてみて初めて分かるわけでして。
それでも、
25年前に買ったものがいまだに売ってるというのはそれだけ定番なんでしょう。
※峠とかでガンガン走る人向けです。
ちょっとやりすぎ感は否めません。
これも楽天の方が扱うショップが多く値段の比較がしやすいです。
旧車にバックステップを入れる際は、
というリサーチをした方が幸せになれますよ。
※あんな高いもん、そうそう買い換えられるもんじゃないですし。