

ワタクシ
バイクで走る未舗装路は怖くないです。
どうしていいかわからないので怖いんですよ。
慣れるまで最初は平たんな未舗装路で練習しましょう。
※河原も最近は通報されるようです。注意しましょう。
ちゃんと練習して慣れれば、未舗装路は怖くなくなっていきます。
まずは、オンロードとの違いを身体に叩き込みましょう。
Z1-Rに乗り続けて30年。
東京から長野に移住して15年。
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年。
そんなワタクシのリアル実体験が「北信州のりもの倶楽部。」です。
車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
使えない&くだらない 知識量には自信があります♪
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当倶楽部のオーナーはワタクシです。
未舗装路でも低速で試す限りビビる必要はない

ワタクシ
未舗装路でのバイクの限界というか、どこをどうしたらどうなるという事を覚えましょう。
スピードはこの際必要ないです。
コケても立ちごけ程度ならオフロードバイクはほぼ無傷です。
実は
舗装路(アスファルト)は「やすり」と同じくらいグリップします。
未舗装路(林道)は路面のグリップ力は、あんまり期待ができないという事を身をもって知りましょう。
そのためには、実際に未舗装路を走ってみるしかないです。
最初は、
オフロード特有の状況を低速で一つ一つ確認しつつ慣れることが大事です。
未舗装路は普通安定した平面ではないので路面からの反発もあります。
雑草の束だって立派な障害物になりますよ。
これは舗装路(アスファルト)には、あんまりないシュチュエーションです。
あまたの障害にいちいちビックリしつつ、頭と体を慣らしていきましょう。
イメージトレーニングももちろん大事ですが、とにかく身体で慣れちゃうことをおススメおススメします。
慣れてくると、意外に大丈夫じゃん?という余裕が出てきます。
ちなみに・・
低速で未舗装路になれる過程を吹っ飛ばして、いきなり林道に行くといい大人でも半泣きになります。
とりあえず、
舗装路でオフロードバイクに慣れて
未舗装路で、ゆっくりでも何となく走れる感覚をつかんでおきましょう。
とにかく、
とにかく初心者の内は一人で林道に行かないことですよ。
山深い林道ではどんなトラブルがあるかわかりません。
優しい先輩オフロードバイク乗りと一緒に行くことをおススメします。
とはいえ、
ちょっとおかしい先輩に捕まると大変なことになります。
初心者の内にオフロードバイク乗りのいうところの「ゲロ林道」に連れていかれると二度とオフロードやりたくなくなるので注意が必要です。
※度胸は付きますが転びまくるので一気にバイクが痛みます♪
未舗装路でのタイヤの限界を知る

ワタクシ
路面状況に寄りますが、未舗装路でいきなりガバッとアクセルを開けるとリアタイヤは簡単にスピンします。
タイヤのセレクトやマシンの性能にもよりますけどね。
これを逆に武器にしちゃえるともう中級者です。

行けるとこまで行ってみますか?
引き返せなくなることもあるので特に初心者の内は複数名で行きましょう♪
平坦な未舗装路とはいえ、いきなりアクセルを開けるにはそれなりに怖いもんです。
普段大馬力のオンロードバイクに乗り慣れた人でも結構ビビりますよ。
最初はリアタイヤのグリップがなくなるのは「非日常」です。
※フロントタイヤのグリップがなくなると転びます。
スタンディングポジションでタンクの上に乗ってフロントタイヤに荷重して極低速からアクセルをガバっと開けると、リアタイヤが空転するのがわかればオッケーです。
※リアタイヤは空転し続けなくてもいいです。ザザっと一瞬滑るくらいで十分。意外と簡単です。
アクセルターンにつながります
この練習、結構地味ですが慣れてくると・・
前輪に体重をかけてハンドルはフルロックからちょっと戻しでキープバイクを寝かせた状態で片足ついてフロントブレーキは離すガバッとアクセル開ける(もしくはエンジンの回転上げた状態をキープしてクラッチつなぐ)付いた足は、固定せずにバイクの動きに合わせてとっとっとって感じで前にステップこうするとバイクが最小半径以下でくるっと回れます。
※これは派手目な技、「アクセルターン」の基本なので徐々に練習するといいですよ
逆にリアタイヤが滑り出す感覚がわかっちゃえば、しめたものです。
砂地やガレ場、粘土質などでもリアタイヤが滑る感覚が違いますので練習あるのみです。
※グランドみたいな平坦な未舗装路で練習するのが基本です。何となくほかの路面への応用が利きます。
路面のグリップが良くない場所では、
基本的にはそろそろアクセル開けてタイヤが滑らない程度にゆっくりとクラッチをつないでとやればいいわけです。
※雑にクラッチつながないことです。
ちなみに・・
適当に慣れて来たら未舗装路走行中のバイクの安定感を意識しましょう。
未舗装路に慣れて少し怖くなくなってくると加速時のタイヤのグリップ力を感じることができます。
グリップ力を感じつつ車体を安定させましょう。
バイクは、加速中が一番車体が安定します。
アクセル開けて加速中はリアサスが沈むリアサスが伸びようとするときが一番タイヤがグリップするこれは、
オンロードでも全く同じですがオフロードの方が低い速度域で体感できます。
※アクセル開けて加速してる方がバイクが安定するというライディングの科学の一つです。
参考図書です。
既にほとんど手に入りませんが、分かりやすい良書です。
和歌山 利宏さんのライディングの科学。すでに古書ですが良書です。
逆にアクセルを戻すと・・
リアサスが伸びるので安定しません。
フロントブレーキをかけても同じです。
※これが一番極端にバランス崩します。
リアブレーキをかけると・・そうですね、リアサスが沈むので安定します。
全部やってみることです。
とにかく、
低速域でこの感覚を覚えましょう。
※オンロード上がりはフロントブレーキを過信しすぎているきらいがありますので、このタイミングで直しましょう。
未舗装路でのブレーキの使い方を知る

ワタクシ
グリップ力に期待できない未舗装路では舗装路より簡単にタイヤがロックします。
※逆に慣れると面白いんですよ♪
ブレーキのかけ方は練習して身に付けるしかないです。
低速走行で練習しておきましょう。
練習1:リアのロック
■極低速で転ばない程度にリアタイヤのロックをさせてみましょう。
リアブレーキのロックはブレーキペダルをガツっと踏むだけですので超簡単です。
※最初はロックしてもブレーキペダルは離さない。離すと車体が不安定になりますので最初は踏み続けましょう。
リアブレーキはロックしても車体がまっすぐ立ってる限り転びません。
慣れてきたら、
ブレーキのロックを利用して、ハンドル切ってリアブレーキをガツっと踏むとバイクが簡単に横を向きます。
スピードが乗った状態でリアブレーキをロックさせると思った角度までバイクの向き変えができます。
これが「ブレーキターン」と呼ばれる派手目な技です。
林道などの細いヘアピン(路面に寄るけど)でブレーキターンが決まるとカッコいいです。
※登りでも下りでも、いつでもどんな状況でも意図した方向にバイクを向けられるのがカッコいいんです。
ブレーキターンで曲がるきっかけを作って
アクセルターンで路面をスライドしながら加速しつつコーナーを抜けられると超楽しいです♪
練習2:フロントのロック
■フロントブレーキももちろんロックさせられます。
リアブレーキよりももっと低速で、より車体をまっすぐにして練習に挑まないとコケます。
※フロントタイヤがロックし続けると転ぶ危険性が高まるので、一瞬ロックしたらブレーキレバーを開放しましょう。
どこまでフロントブレーキレバーを握ったらロックする、という感覚を覚えるととが大事です。
路面の状況にもよりますが、コントロール不能になった場合も冷静に対処できます。
※止まれないバイクはなにより危険です。
特に下りのストレート直後のコーナー入り口で減速をミスって転倒するケースが多いです。
これは、
直線部分でスピード出しすぎフロントブレーキを強くかけすぎでフロントタイヤがロックというパターンが多いです。
最初は、
ブレーキはロックすると意外に止まれないという事を体感できればいいと思います。
初心者はフロントブレーキに頼りすぎる傾向があります。
※オンロード上がりの人もフロントブレーキに頼りすぎです。
オフロードバイクに乗る際はリアブレーキを自在に使えるように練習しておきましょう。
※舗装路ではともかく、未舗装路では前後ブレーキの使い方を理解してるのとしてないのでは最初から大きく差が付きます。
思いっきりフロントブレーキかければ止まる、というのはオフロードでは通用しないという事を覚えましょう。
頭で理解してても、フロントブレーキ握りゴケは未舗装路でパニックになると中級車くらいまでやりますよ♪
※ABSとか未舗装路ではあんまり意味がない気がします。
「まずい!スピードが出すぎて止まれない!」
焦った場合は、
ストレート部でスピードを出しすぎて減速できなかった自分を大きく反省しましょう。
というのは嘘で、
ブレーキターンの要領でリアブレーキをロックさせて車体を横向けて減速した方が制動距離が短かいです。
思いっきり減速した状態で、バランスを崩してパタッと立ちごけする方がバイクも自分もダメージ少ないです。
・・後続車は絶対ビビりますのでよく謝っておきましょう。
減速できずに林道から外れて崖落ち(笑)とかマジで禁止です。
※バイクを引き上げるのはロープがあればまだマシですが結構大変です。
ブレーキターンについては、もっと詳細に別記事にする予定です。
オフロードバイクはバランスがすべて

ワタクシ
オンロードのハングオンと同じことをすると天才以外はコケます。
オフロードではバイクをバンクさせる場合、自分はリーンアウト気味のポジションをとるのが基本です。
要するにバンクさせるバイクと体の角度でバランスを取りつつ走ります。
オフロードでは遠心力が働くほどスピードでてないのでハングオンは大きくバランスを図すので無意味というか逆効果です。
バイクとバランスをとりつつ、バイクを一気に寝かせて短時間でコーナーリングを終えるイメージです。
それに、
リーンアウトのほうが視点が高く遠くまで見通せるので意識的にも安心です。
※コケそうになったときに視点が低いとそれだけで怖いですよ。
また、
別の記事にするつもりですが、オフロードバイクはシートが長くどこにでも乗れるようになっています。
積極的に体を前後に移動させて、
前に座った場合後ろに座った場合それぞれでバイクの挙動がどう違うか覚えておくといいですよ。
※この前後の体重移動がコーナーリングで応用できるようになればもう中級以上です。
オフロードバイクはアクセルワークとクラッチワークと体重移動を組み合わせて、
フロントアップアクセルターンブレーキターンを駆使して走ることができます。
バランスを制したら中級以上
坂は左右で登れ、コーナーは前後で曲がれ、という格言があります。
それぐらいバランスを駆使して走っています。
オフロードでは、ある一定以上のスピードになると物理法則の理解が必要になります。
物理法則を理解できると、未舗装路で楽できます。
ワタクシの場合、
単独での秘密特訓だったので理解に至るまで異常に時間がかかりました。
「ああ、こういう事だったのか!!」
と目からうろこが落ちるまで納得できたのは割と最近です。
※そこまで上手に説明してくれる先輩はいなかったんだよねえ・・
この原則、実はオンロードでもかなり応用が効きます♪
ちなみに・・
スタンディングで体重移動もいろいろやってみるといいですよ。
小さな段差を超える際にもスタンディングで、
ちょっと後ろに体を引いてアクセル開けるだけでもバイクの負担が全然違いますよ。
フロントタイヤへの過重を抜いてあげるイメージです。
※サスペション+自分の膝で衝撃吸収できるので自分への衝撃が少ないので疲れません。
フロントに荷重をもっと極度に抜くとフロントアップにつながります。
最初はアクセル(クラッチ使うとラクチン♪)と体重移動のタイミングがなかなか合わずフロント上がりません。
諦めずに練習しましょう。
実はほんの少し(数センチでいいです)フロントタイヤが上がるだけでも障害物は格段に乗り越えやすくなります。
障害物の真ん中にタイヤを当てるイメージです。
※丸太越えの基本もこのフロントアップですので気が遠くなるくらいまで練習しましょう♪
いつでもどんなタイミングでもフロントアップできるようになるとさらに楽しいです。
練習には変に高回転でハイパワーなバイクよりもセローがおススメです。
ワタクシもフロントアップの練習をしたのは先輩のセロー225でした。
とにかく、セローは何でもできます。
※ワタクシのように無駄に2stに拘り過ぎると成長が遅いです。
セロー225Wを最近手に入れました♪
レストア完了して2020年から運用開始しています。
まとめ

ワタクシ
いよいよ未舗装路での基本練習に入りました。
未舗装路ではいきなり無茶しないようにしましょう。
とにかく慣れることです。
そして低い速度域でいろいろ試しましょう♪
練習とはいえ、1時間もぐるぐる未舗装路の空き地を回ってるだけでも全然慣れます。
空き缶などをを目印にして未舗装路でも八の字走行もいいです。
多種多様な練習方法があります。
練習方法は何でもいいので未舗装路に慣れることが大事です。
ワタクシは練習用に小さいパイロン買いました。
パイロンを四隅において四角形にして、パイロン横でリアブレーキロックさせてキチンと90度曲げる練習は役に立ちました♪
最近は初心者に教えることはほとんどなくなりました。
※昔は特訓!とかいって弁当持って、丸一日山の中にある空き地でアクセルワークやブレーキワーク、クラッチワークなどの練習したもんです。
草ぼうぼうで荒れ荒れなんだよなぁ、昔練習してた空き地。
そして、初心者でオフロードやる人が目に見えて減ったよなぁ・・
※高齢化現象はバイクの世界では如実に実感できますよねえ・・
というわけで、
今回は未舗装路に慣れることが目的でした。
次回は、オフロードバイク初心者の秘密練習講座4【バイク仲間を見つける】です。