まあ確かに、見た目はすっきりします。
実はリアフェンダーって結構大事な役割があるんですよ。
それに法的にも問題あるし・・
という記事でございます。
当記事の目次
リアフェンダーレスは法令的に違反の可能性あり車検に通らない危険性も高い
車検に通らない&整備不良で切符切られる危険性も高いです。
フェンダーレスにすると雨天ツーリングで後続車両への水巻き上げ攻撃がすさまじいです。
もちろん迷惑行為です
自分にもダメージを負いますよ。
背中が真っ黒になります。
雨降ったら背中真っ黒です。
それに、
フェンダーについてた補器が車検時に指摘されることがあります。
この二点でおそらく車検時に落とされます。
※検査官がボーっとしてれば別ですが、そういうお目こぼしは期待しない方がいいです。
リフレクターについては後付けで何とかなるにしても、ナンバー灯は・・ねえ。
もちろん取り締まりの対象です。
この二点とも整備不良でいつ切符切られてもおかしくありません。
白バイに追尾でもされて止められたら証拠がハッキリしてるので言い訳できません。
フェンダーレスにする人たちは、リアフェンダーについてた補器はきちんと処理してるんでしょうか?
よくフェンダーレスキットみたいなものを雑誌で見かけますが、
上記二点の法的規定を満たしているものは・・ほぼない気がします。
※そのうち、その手のフェンダーレスキットは規制されそうですけどね。
ちなみに・・
自分でフェンダーカット等でフェンダーレスにした場合、
ナンバーの取り付け方も微妙ですし、ナンバーが何かに邪魔されて完全に見えないだけで取り締まられます。
※両方ともナンバー灯とかリフレクタとかつかないだろうし。
各種解釈はあるし、取り締まる側の判断もあるんでしょうが、
最近はナンバーの設置方法について取締り基準が明記されている
ので、取締り成績の悪い白バイ隊員に背後に付かれたら、整備不良で切符を切られる覚悟をした方がいいですよ。
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リアフェンダーレスで車検に挑むなら規定順守するしかない
それと引き換えに取り締まられるリスクと車検に通らないリスクは非常に高いです。
リアフェンダーを取り払ったバイクはナンバー周辺の取付規定に合わない可能性が高いということです。
フェンダーレスにするなら、
位は最低でもしておかないと・・
取り締まり対象になる危険性が一気に高まります。
※少なくとも車検には通りません。
この対応をするにはそれなりに費用が発生します。
それなりのフェンダーレスキットなら大丈夫なのかもしれませんが。
ナンバー灯とリフレクタは付いてないと言い訳できません。
スイングアームにフェンダーをつけるパターンもあり。
ちなみに・・
ここまでやっても、車検の際は担当官の現場の判断で落とされる可能性は捨てきれません。
フェンダーレスは見た目はいいかもしれませんが法的にはぎりぎりの線だとも言えます。
車検対応をうたってても、違法改造扱いになる危険性は常にありますね。
・・むしろフェンダーレスにするデメリットの方が大きい気がします。
バイクのリアフェンダーレスはリア周りがすっきりするのは確かです
確かに、
テール周りをできるだけすっきりさせて、太いタイヤ(超高価)を目立たせたいのは良くわかります。
しかも、
今時のデザインのバイクは迫力や見た目を重視するので、テールカウルが小さい傾向にあります。
テール回りが小さいバイクデザインが最近のトレンドのようですしねえ。
現在のバイクのデザイントレンドは、リアフェンダーを付けるということは無視してデザインされています。
リアフェンダーだって、一生懸命デザインされていますけど野暮ったいのは確かです。
※リアフェンダーはどうしても後付けっぽくなりますね。
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リアフェンダーが金属製だった時代はバイク自体のデザインはまとまっていた気がします。
メッキのリアフェンダーって「ザ・金属」って感じでカッコいいですよ。
その後、軽量化とコスト削減だと思うんですが、だんだんとリアフェンダーは樹脂になっていきます。
いまではほぼ100%樹脂製です。
※KAWASAKI Z系ではZ1-Rが最初の樹脂リアフェンダーだと思います。
樹脂製のフェンダーは色があせて白くなるけど、マメにシリコンスプレー吹いておくと黒さを保てていいですよ。
ちなみに・・
フェンダーレス化は誰が最初に始めたんだか知りませんが、
90年代のカスタムバイク全盛期にはすでにその傾向がありました。
旧車に無理やり
というのが当時の改造車(カスタムバイクとか言ってた)トレンドでした。
※実際には、見た目だけでツーリングにはとても使えたもんじゃない仕様です。
今時のテールが短いバイクデザインにリアフェンダーは似合わない
バイクをツーリングの道具とすると、極力リアフェンダーはしっかりしたものが好ましいんですけどね。
今時のバイクのデザインでテール回りを必要以上に小さくしちゃったもんだから、リアフェンダーは取ってつけたようなデザインになっています。
例えば、
オフ車のWR250Rのリアフェンダー見た時は
「オフ車じゃないな・・」
と思ったもんですが、これもトータルデザインなんでしょう。
※もげる!と一瞬で思ったもんです。
なので、
最近のオンロードバイクはスイングアーム側にフェンダーがついてたりしますね。
でもこれって、
バネ下重量が増えるだけなんじゃないかと思うんですよ。
※リアサスペンションより下の部分が重くなると運動性は落ちますよ。
新型カタナもスイングアームに付ける方式ですねえ。
汎用性があるかどうかは別として個性的ではある。
テール回りが異様に小さいデザインのバイクは記憶にある限り、
あたりではないかと思います。
※絶対二人乗りできない!と思ったもんです。
今では国産モデルもこのデザイントレンドを採用したものばかり。
どんどんストリートファイター系のバイクはリア周りが小さく、タイヤが太く見えるようになっています。
そうなると、
リアフェンダーはデザイン上ないがしろにされて、とってつけたように(´;ω;`)
とはいえ、
各バイクメーカーのデザイナーさんが、恐らく営業サイドや設計サイドと喧々諤々しながら一生懸命デザインしてくれたものだと思いますよ。
例え、ちょっと野暮ったくても付けておいてあげたいですね。
※フェンダーレスになってると、リセールバリューが低くなりますよ。買い叩かれる典型です。
バイクのリアフェンダーの役割は恰好だけじゃない
これを、
ガッツリ防いでくれてるのがリアフェンダーです。
雨天時の高速道路では、バスやトラックが盛大に水しぶきを上げて走ってますよね。
あれがバイクでも起こっています。
※太いタイヤのバイクは、そりゃもう盛大に水をまき上げます。
泥や小石なども結構な量を跳ね上げます。
オフロードを走るとよくわかりますが、林道などで接近戦をすると後続車両のライトが割れるのも珍しくないくらい路面の石や泥をはね上げています。
※ワタクシもフェンダーレスにしてないDT200WRで林道で楽しく遊んだ時に、跳ね上げた小石で後続のXR250のライトを割ったことがあります。K君、その節はスマン。
レースならともかく、公道で使うバイクにはリアフェンダーは必須です。
※大体、周りに迷惑です。
バイクをリアフェンダーレスにして雨天時に走ればよくわかる
マジで、きったないです(笑
だって路面ですよ・・
その他もろもろの汚れの水溶液を背中からかぶってるわけです。
雨天に絶対走らないというならともかく、ツーリング中に突然の雨もあるわけです。
雨天ツーリングでは、自分で跳ね上げた路面の水分を
リアに積んだ荷物はもちろん、ライダーの背中、ヘルメットにまで盛大にかぶってるってことです。
※純正でリアフェンダーが短いバイクは、フェンダーレスにしなくても巻き上げた水を結構かぶります。
タイヤが太いのは迫力あるけど、
を、考えたら細いバイアスタイヤでいいや♪
最近のテールが短いデザインのバイクでフェンダーレスにすると・・
テールカウルの部分で跳ね上げをカットもできずそりゃもう盛大に水かぶるでしょう。
上から降ってきた雨よりもリアタイヤが巻き上げた水で自分も荷物も濡れそうです。
オフ車のレーサー(もちろんフェンダーなんかない)で泥道走ると、リアタイヤが跳ね上げた泥が自分の前に落ちてきたりしますよ。
っていうくらい、タイヤは水を跳ね上げながら走っています♪
80年代くらいまで欧州仕様のバイクはリアフェンダー長かった
長いリアフェンダーのバイク見て「おお!欧州仕様か!」とか言ってたもんです。
昔は同じバイクでも輸出国向けで結構仕様が違ってたもんですよ。
欧州仕様
これはツアラーが多い欧州では
などの理由があったんだろうと思われます。
※Z1-Rに関しては、欧州仕様ではツーリング仕様なのか1型でも大型タンクを装備した現地改修仕様が存在します(単体のタンクを一回だけ見たことある)
リアフェンダーの長さに注目!
対して、
北米は水の跳ね上げなんていう細かいことは、あんまり考えてないようで(笑
北米仕様のリアフェンダーが短いのは、
あんまり雨降らないカリフォルニアあたりで乗ることしか考えてないからですかねえ・・
ワタクシのZ1-Rも北米仕様でカリフォルニアからやってきました。
かの地は雨が少ないので旧車の現存率が高いと聞きます。
※なので旧車の状態がいいのが多いと、オールドタイマー紙で読みました。行ってみたいです♪
現代では
良くわかりませんが輸出国でそこまで細かく変更は無いように思えますね。
ちなみに・・
昔の輸出仕様車は輸出国向けにリアフェンダー以外にも細かく仕様が違っていました。
※当然最大馬力も各国で違ってました。
など、各国の法令に合わせた仕様が存在してました。
※大昔のバイクのサービスマニュアルには各国仕様の配線図の記載があったりします。
当然、当時の逆輸入車の維持はスゲエ大変だったんです。
ただでさえ、部品の供給がよくない逆輸入車なのに、さらに北米仕様と欧州仕様と南ア仕様とか全部違うんですよ。
ワタクシが欧州仕様のバイクを意識したのは初期のFZR1000です。
FZR1000ってリアフェンダーが異常に長いなぁ、と思った記憶があります。
※なんてことはない、欧州仕様だっただけです。確か1987年前後です。
まとめ
とまあ、こんなところですかね。
特に交通機動隊所属の白バイには素人が何やっても勝てません。
フェンダーレスが、ダサいかどうかは別としてワタクシ個人的には、
公道を普通に走る限りフェンダーレスは実用に耐えないと思っています。
水の跳ね上げ防止機能を追求するには長いほうがいい、けど長すぎるのも・・ねえ。
※この辺は個人の趣味があるので強くは言いません。
それに素人が適当にフェンダーレスにしようと、
フェンダーをぶった切っただけ、みたいな仕上げの最終処理が汚い場合は完全にNGです。
※当然、リセールバリューが悲しいくらい低くなって損です。
オフロードレースで
リアではね上げた泥が自分を通り越して車体の前に落ちる
というのを目の当たりにすると
「リアフェンダーって超大事♪」
って思いますよ。
※オフロードレーサーは当然リアフェンダーなんかついてないんで、フェンダーレスとは言えないんですけどね。
ワタクシとしては、
ツーリング中に雨が降ってもガンガン走るので、リアフェンダーは必須です♪
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