メーカーを問わず、有機体的なうねうねしたタンクでライトが異形でごつい。
今どきはこういうバイクが格好いいのか。
中高年がイメージするバイクらしいバイクとはだいぶ違いますな。
・・という話です。
当記事の目次
流行りのデザインについていけてないワタクシ
しかし、ワタクシが格好悪いと思うデザインの傾向は一向に収まらない。
これはワタクシの価値観がおかしいのだろうか?
なんだかさ。
レプリカ時代もバイクが先行っちゃってる感じはしたものですが、
最近のバイクはレプリカ時代とは違う方向に行っちゃってる気がします。
ユーザーの意向とか趣味趣向を無視して。
昔の記事で書いたけれど、
バイクにはメーカーを超えたデザインのトレンドがあるようですな。
※一車種が売れたらそれをマネするからそうなるんだろうけど。
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みたいなデザイン&構成のバイクが非常に多い。
ワタクシはそういうデザインが嫌いなのですよ。
どんなに高性能であっても、だ。
単にメイン市場である海外の外人がこういうデザインが好きなのかもしれませんな。
とはいえ。
あの手のデザインに似合う日本人がいるんだろうかと思ったりもします。
まあデザインはともかく、
今どきのバイクには電子制御が大量に搭載されてて、
長く乗れないと確信してるので買わないから関係ないっちゃ関係ないんですがね。
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世の中、中高年ライダーが「終のバイク。」を選択する話で盛り上がっているようですが、
最近のバイクのデザインは 下手すりゃ腹の出た いい歳した中高年に似合うわけはないと思うんですがね。
これも古いデザインのバイクに人気が集中してる理由なのかもしれません。
※まともな個体は超高額で、維持するにもハードルが高いのでみんな買わないんだけどね。
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ちなみに・・
最近SNSなどで「終のバイク。」買いました♪みたいな人が非常に多い。
ワタクシはお金払えば誰でも同じ体験ができることには興味がないのでどうでもいいのですが、
世間では「終のバイクは最新のバイクを買って上りとする。」といった考え方が主流のようです。
そういう人たちはただただ新しいバイクを買ったことを自慢して、
世間の注目浴びたいだけに見えてくるのはワタクシがうがった目で見てるからかね?
そんなに注目浴びたいか。
ワタクシが思うに長年連れ添ったバイクが「終のバイク。」なように思うのですよ。
雨の中も風の中も走り切って一緒に大変な目にあった「古女房はどうでもいい。」のかねえ。
こういうのはワタクシだけの感覚なのかもしれませんが、
長く付き合って癖も加減も知り尽くしているから「終のバイク。」なんじゃかろうか。
新しいものは新鮮だけれど、飽きるものが早い気がするのです。
※さては飽きたらバイクは卒業、とか連続技で来る気だね。
なんだか乗り換えられるバイクを考えると寂しい気もします。
「大事に長く使えば道具には魂が宿る。」
とどこかで信じてるワタクシがいるのです。
※特にバイクはね。
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使うのにそれってどうなの?という装備とかさ
リア周りがスパッと切り取られたようなデザインのバイクが多い気がします。
まあ運動性能を追求したら重いものは低い位置に集中させたいというのはわからないではない。
でもさ。
あんなシートでタンデムする気になる?
法的にOKだとして高速道路でもあのシートに人載せて走りたい?
雨が降ったらリアタイヤが跳ね上げる路面の水はもろにリアシート周辺を直撃しますよ。
リアシートに積んだ荷物なんかずぶぬれなんじゃない?
※その手のバイク用のパニアケースは、とんがってて内容量が少なそうだしね。
おまけに。
しょぼいリアフェンダーを嫌ってか、フェンダーレスにする人が結構多い。
こうなると、
車検に通らないバイクの出来上がりですな。
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リア周りがスパッと省略されたデザインは、
公道走行の実用性を無視したサーキットならいいとは思うんですよ。
現実的に公道用のバイクに必要なのは「実用性。」ですよ。
多少デザイン的にやぼったくても実際に使えば、ちゃんと意味があるのがわかるはずです。
ワタクシたち世代はレプリカブーム時代に、
「実用性がいかに重要であるか。」
を思い知った世代だと思うんですが、何十年もたつと忘れちゃうんですかねえ。
※当時を知らない新規ライダーならまだしも。
意外とバイク乗りには、
「この手の苦労が好きでたまらない。」
という変態が多いのでいいのかもしれませんな。
まあワタクシには全く理解できないデザインの傾向なのですがね。
※フェンダーレスは爆音マフラー並みに理解しがたい改造ですが。
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もう一つの最近のバイクのトレンドとして、
異形の 人を脅迫してそうな ライト形状も気に入らないのです。
車もそうなのでそういうデザインがトレンドなんでしょうねえ。
今どき専用設計なライト回りは素晴らしく贅沢な装備だとは思うけれど、
あの手の樹脂系レンズは絶対白化するですよ。
車と違って面積が狭いし、凹凸が多いので磨くにはそれなりのスキルが必要だろうし。
白化が進めば広陵が落ちたり光軸がずれたりするので車検に通らない。
そうなったら丸ごと交換となるわけだけれど、たぶんすんごい高価だと思うよ。
※10年くらいたてば純正パーツが出ないのは当たり前だしね。
なので。
異形ライトを装備したバイクに長く乗りたければ、
プロに頼んで早めに白化防止のコーティングとかしておいた方がいいと思うよ。
ヘッドライトが白化する前にコーティングするもの。
安いのはあんまり効果ないみたい。
高いのはそれなりに効果があるらしいけれど、プロに頼むのが無難です。
まあ今どきのバイクは異形でなく丸ライトでもレンズは樹脂製だからね。
※ガラスレンズと互換性ないと思うし。
もう一つ最近のバイクの傾向として、
モニター然とした四角いメーターがどうしてもなじめないのよ。
※趣味趣向によるんだろうけれど。
確かに時計や燃料系、水温系、ギアポジションインジケーターなど、
少し前なら豪華な装備が標準装備で最近はカラー表示なのも珍しくないし。
確かにデジタルは見やすいし、いろんな表示があれば便利そうではある。
ただし。
液晶多機能メーターは壊れたら大変高くつく装備の代表です。
どんなに防水、防塵、紫外線対策してあっても、
そもそも液晶表示を屋外の風雨にさらされる場所に使うことがナンセンスです。
そんな環境で使えば液晶表示やタッチパネルが壊れるのは当たり前です。
※真夏の車内温度が50℃を超えて湿度の高い車のナビとかの液晶表示モニターもたぶん短寿命です。
それに。
転倒という強い衝撃を受けがちなバイクですよ?
スマホ落としたら表示画面はどうなるよ?って話です。
液晶なんてひとたまりもありません。
液晶メーターはワイヤ駆動のアナログメーターと違ってセンサーの塊です。
不具合が起きても簡単には交換できません。
素人が回路を解析して何とかしようとするのはまず無理です。
※できないことはないと思うけれどね。
実際にこういう仕様とデザインのバイクが増えているのです。
もしかして買い替え促進のため、長く使わないことが前提なのかしら?
10年、20年後に生き残ってるバイクはどれくらいあるのか興味がありますな。
※メーターがちゃんと表示されてるだけでも貴重だったりして。
ちなみに・・
最近のバイクでよく見かけるのが「バーエンドミラー。」です。
純正で装備するバイクも増えましたね。
ただし。
これ、はっきりって危ないです。
こけたらミラーが割れるのは当たり前ですが、車や人に引っ掛けやすい位置と形状をしています。
ミラーのように車体からはみ出す装備はすべて車や人にひっかっけやすいのです。
※人に当たったらミラーが手前に倒れるようにYAMAHAのミラーは逆ネジなんですよ。
バーエンドミラーはどうしても車幅が広くなりがちです。
バックミラーは鏡面の大きさと高さで後方視界の確保力が決まります。
当倶楽部のZ1-RやZ750D1が長年使ったショートミラーからZ900RSのミラーに変えたのはそういうことです。
※社外品の安いミラーは振動で全く見えない。やっぱ純正流用っすよ。
幅広の車が増えた昨今はバーエンドミラーですり抜けなんて危なくてできないよ。
※最近の車にぶつかって傷つけると対価がすさまじいよ。国産大衆車でも、だよ。
あくまでもデザインの一部なんだろうけれど、
実用性を考えるとワタクシはバーエンドミラーのバイクは選ばないな。
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かといって旧車然としたデザインがいいとも思わない
これも本物と並んじゃうと迫力に欠けるのでねえ。
ZEPHERのオーナーは販売当時「本物のZ2と並ぶと気後れする。」とよく言ってたものです。
※ワタクシは当時真っ黒いZ2に乗ってたのでよくゼファー乗りに絡まれたもんですが(笑)
ZEPHERはZ2イメージっていうコンセプトだけれど全然違うんだよね。
ZEPHERは独自路線で突き進めばよかったのに、
火の玉カラーとかタイガーカラーとかZ1やZ2に寄せるようにしたから、
オリジナルのZ1やZ2と並ぶと??となるのですよ。
最近のKAWASAKIは売れれば何でもよいらしく、何でもかんでもZつけてブランド安売りしてる気がしてならんね。
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とはいえ。
KawasakiはZEPHERの成功がいまだに忘れらないというか、
その手法をとればおおよそハズレになることはないというのを学んだのか
現行バイクの中身で旧車を模したデザインがずっと続いていますね。
※ZEPHERの販売が1989年だからもう30年以上もバイク業界にはこの手法が通用してるということですな。
これらの共通した特徴は、
ネオ懐古趣味とでも言いましょうか。
※古いデザインが好きならほんとの旧車に乗ればいいのにその度胸がないだけ、ともいえる。
まあ気軽に
「似てるバイクに気楽に乗れればそれはそれでいいじゃん♪」
というのもわからんではない。
新しく若いバイク乗りたちは、
昔のデザインのもととなったバイクが現役だった当時を知らないわけですよ。
メディアで知ってるくらいで。
だから古いバイクのデザインにこだわってるのは中高年ライダーっぽい。
この手のバイクは見た目は古くても中身は新しいのでメンテの負荷が低く、
本物の旧車に比べると覚悟がいらないのも確か。
※中高年ライダーとはいえ、多くは自分でメンテしないからね。
もちろん多様なバイクライフがあっていいのですが、
どうも業界やメディアが誘導して踊らされてる気がしてならんのですよ。
若者がリアル旧車を高額で買う、なんてのはメディアの影響以外にない気がします。
ちなみに・・
昔に売れたバイクのデザインメーカーがはニュアンスを独自解釈してモディファイしてはいかんらしい。
古いデザインをいい感じに独自理解して、
リニューアルしたKATANAがいまいち売れてないのはなぜなんだろうか?
SUZUKIが頑張って作った感じがあるし、今どきっぽくていいと思うのだが。
※リアのフェンダーとかウインカーとかあの位置はやりすぎだと思うけれど。
もしかして 中高年の腰痛を考慮した アップハンドルがユーザーに受け入れられなかったのか?
3型カタナが大好きなワタクシだけれど、
万が一国産4気筒の新車バイクを買え!と言われたら新型のKATANAだろうな、と思っています。
※そんな万が一は絶対にないけれど。 もう並列4気筒はいいや。
対するKawasakiのZ900RSは全然Zっぽくないのだけれど、各所のニュアンスは絶妙にZなんだよねえ。
水冷、モノサスな時点でいわゆるZとは全然違うと思うけれど実際は大人気ですな。
この辺がKAWASAKIは非常に上手いよね。
歴史的に評価が高いのは性能よりスタンダードなデザイン
長期的にみるとスタンダードなデザインのバイクの評価が高いのよ。
10年、20年後の評価で、
奇をてらったデザインをまとってるだけで評価が低いバイクはたくさんあるのです。
販売時にはそれなりのインパクトがあれば注目度が高く、
それなりに数が売れて人気車種だったりします。
が。
最先端をうたったデザインはその時の流行りでしかなく、
子供だましっぽかったり、おもちゃっぽく見える一面もあるのです。
※要するに安っぽく見えっちゃう。
また。
バイク業界は一度奇抜なデザインでセールスが成功しちゃったりすると、
似通ったデザインの後継機とか兄弟モデルを販売しがちです。
他社のバイクでも平気でマネするのは ポリシーよりもセールス優先なので 珍しくなかったりします。
※車業界も同じです。
その時に成功してるものを真似るのはデザインに限らずセールスの基本だからねえ。
※これがマーケティングってやつです。
とはいえ、
それが呪縛となってトンチキなデザインのバイクが出てきたりします。
※新車が全然売れなかったりすると10年後に珍車とかレア車と言われ尊ばれるけどそれまでの評価はさんざん。
それくらいバイクのデザインというのはシビアなわけですな。
新車発表の段階では物珍しく扱われても、
街中で見かけるようになるとそれが普通になり、
販売終了後は・・その時の業界やメディアの気分次第でユーザーはコロコロ踊らされるのです。
スポンサーの中古車屋さんの在庫状況で特定車種にメディアがフォーカスするのは普通のことです。
※Z1-RもZ750D1も長らく不人気車だったのが夢のようです(笑)
結局、その時代をリードしようと試行錯誤してひねり出したデザインでも、
将来的に業界の評価がどうなるかは全くの未知数なのですよねえ。
日本人は一般的に
「新しいものがいいはずだ。高性能なものがいいはずだ。」
という思い込みがいまだに強い民族です。
で優位に立とうとする大量消費から抜け出ていません。
※でもあっという間に型遅れになって所有満足度が下がるのはレプリカ世代はよく知ってるはず。
そういう考えが根底にあるので、
自分の中で確固とした「かっこいいデザイン。」をブレずに持ち続けることは結構むつかしいらしい。
最終的に流行り廃りの激しい最先端デザインよりも、
一般的に思い描くバイクらしいデザインのバイクの方が将来的にウケる確率が高いように思います。
流行は熱くなるのも早いけど、飽きられるのも早いからね。
※GSX1100Sなんてのは例外中の例外。
そして。
名車と言われて人気のある車種の次世代のバイクは、
デザインのエッセンスを引きづったまま流行りを取り入れるので、
走行性能的な実力はあるのにセールス的に失敗になることが多い気がします。
例えば、
YAMAHAは・・思いつかない。
とかね。
※でも後継不人気車でも最近は高額取引されてて驚く。
そういう意味では最近さんざん焦らしたうえで販売されたHONDAの新しいCBはどうなのかね?
エンジンが水冷4気筒ならCB-SFでよかったんじゃないの?とか思っちゃう。
※ CBX400で手のひら返したけれど 過去は振り返らないのがHONDAだったんじゃなかったっけ?
ちなみに・・
HONDAが長らくユーザーもメディアも焦らしまくった新しいCBですがどうなんだろうね?
長くKawasakiのZ900RSの天下が続いたので対抗馬を出そうと言うのはわかります。
※くしくも往年のZシリーズとCB-Fの歴史を繰り返してますな。
ライバルのKawasakiと同じで中身は電子制御てんこ盛りの水冷4気筒エンジン。
※これが6気筒だったりしたらワタクシは動いたかもしれんけど。
今どきのエンジンを実績のある他社から流用したバイクなので出来が悪かろうはずがなく、
メディアは大盛り上がりだけれど、ユーザーはそれほど盛り上がってない感じを受けますな。
新しいCBが市場をどう席捲するのかはワタクシでも興味のあるところ。
ワタクシ的に全然盛り上がらないのは「まったく興味がない。」からかもしれませんな。
なんかかっこ悪いじゃん。
新しいCBにはCB-Fのデザインの美しさも迫力のかけらもないように見えるのよ。
世界取ろうとした意欲作、という意気込みが弱いのかもしれない。
※同じことがZ900RSとZ1にも言えるんだけどね。
今回もHONDAは得意の後出しじゃんけんというズルをしたわけだけれど、
何年もかけてユーザーを焦らしまくってる間に、
購買ターゲットである中高年ライダーが大量に廃業しつつあるのを知らんわけではあるまい。
販売するタイミングが完全に遅れたのは否めない、と思うけれどね。
新しいCBはせめて空冷CB1100ベースで作ってほしかったな。
環境性能の制約があるとはいえ、 変態エンジン屋の HONDAはそれくらいやってくれないと。
まとめ
いい歳して今どきの新しいデザインのバイクは乗る気になれんのですよ。
こういうのは人それぞれだと思いますがワタクシは遠慮しちゃうな。
まあ新しいバイクもさんざんマーケティング調査の結果、
売れると判断したのでこのデザインになったのでしょうねえ。
もはや日本人の好みとはかけ離れてる気もしますが。
まあ、いい。
ワタクシが若かったころに受けたような衝撃はウケなくなりつつあります。
あの頃は乗ったこともないくせに雑誌を覚えるくらいまで読み込んでたので、
いろんなバイクの隅々まで写真も見ずに絵を書けたものです。
それくらいバイクに夢中になってたのですが、
今となってはもはや性能とかどうでもいいのよ。
流行りのデザインよりも自分がかっこいいと思ったバイクがいいのよ。
自分で手を入れてメンテできるバイクがいいのよ。
タイヤが太くて維持が大変そうなバイクはいらないのよ。
公道で使うんだし。
何が出てもなんとなく想像ができちゃうので「これがあったら生活が変わりそう♪」というわくわく感が全くない。
これはワタクシが 老いて 経験を積んだため、
何を見ても新鮮味がなくなってるからかもしれませんな。
※感動する感度が悪いだけなのかもしれないけれど、同年代は結構同じなんじゃなかろうか。
なんなら、
デザインがどうこうよりも自分の使い方やスピード域に合ったバイクが最も乗ってて楽しいのよ。
ワタクシは最近、モトグッチが欲しい。
できればキャブの最終期のやつ。
デザイン的にはわけわかんないし、イタ公の作るもんに信用は置けないけれど。
挙動も反応も未知の乗り物だったわ。
スペック的にはアレで車重が重いけれど公道で遊ぶなら十分だし。
これが縦置きエンジンか・・。
今まで乗ったどれとも違って面白い♪
※久々にバイクに乗って感動したよ。
とはいえ。
好みは人それぞれ。
趣味は人それぞれでいいんだろうけれど、
バイクは流行り廃りのデザインではなく、
「このデザインのバイクに10年後に乗ってられるか?」
という判断基準で選ぶと失敗は少ない気がしますな。
ワタクシは35年くらい前にZ系を選んだのは正解だったな、と思っています。
※モトグッチはアクが強すぎるし、パーツもなさそうだから10年後は捨て値だろうけど。
それでも。
デザインがどうあれ、自分が気に入っちゃえば愛車です。
人がどう言おうと自分がいいと思ったら買えばよろしい。
バイクは旧車でも現行車でも、
長く維持するにはいろんな苦労があるのです。
整備するときに気に入ってないと高額になりがちな経費を捻出することなく、
降りちゃったりするんだよねえ。
買い替えないで長く乗るのが一番エコだし、
維持費や運用費のお金がかからないんだけどね。
バイク乗りは浮気者なのか割と短期間で乗り換える人が多いんだけれど、
君が乗り換える前のバイクと新しいバイクでそんなに変わってない気がするぞ。
ちなみに・・
すでに廃盤になったバイクにはデザインはアレでも面白そうなバイクって結構あるのです。
縦置きVツインエンジンのGL500とか(笑)
くしくもモトグッチと同じ(笑)
GLシリーズのおっさんくささを解消しようとして外装を変えたCXユーロなんてのもありましたな。
※ワタクシたちは白豚ユーロと呼んでましたが。中古で10万円台だったけれど誰も買わなかった。
ターボ搭載バイクのベースとなったりもして、
V型に重きを置く以前のHONDAはそれなりに力を入れてた・・とか知ると面白そうでたまらんね。
最近見たことないけれど激しく乗ってみたい。
かっこ悪いけどレア度はすさまじいよね。
これはこれで価値だ。
VT、VF、MVXのV型ビキニカウル3兄弟は出たときは新しいデザインだったけれど、
数年が経過すると激しく時代遅れなイメージに。
乗ったらそれなりに面白いのだけれど。
※ワタクシが若いころはこれらのバイクはみな底値でした。どれも10万円台で買えたし。
ビキニカウルや四角ライトは微妙に古く微妙に新しいのが切ない。
ひどい改造された個体が多いけれど純正で持ってれば歴史的な価値がある。
今大人気のRZ250だって当時のYAMAHAとしては異色のデザインです。
RZ250が丸みを帯びたバイクらしいデザインですが、当時のYAMAHAのデザイントレンドはカクカクしたデザインが主流だったのだ。
※その証拠にRZ50やRZ125はカクカクデザインを引きずってるし。
カクカクしたデザインのYAMAHAのバイクは 不人気だし 絶滅しかけてるので、
今純正度が高いまま持ってると雑誌が取材に来るレベルで新鮮だったりする。
いずれにせよ、
昔はいろんなデザインをメーカーごとに試行錯誤してたんだな、というのがよくわかります。
※結果的に不人気だっただけで。
世界一のバイクメーカーを名乗るHONDAはこういうチャレンジングなデザインをやってもらいたい。
流行りのデザインは おもちゃっぽいからワタクシは買わないけれど 業界は盛り上がるので。
たとえ、セールス的に空振りに終わったとしても、だ。