125ccのオフロードバイクはお手軽そうに見えます。
でも・・ほとんど新車も中古車もありませんよ。
こうなると250ccクラスを選んだ方が、
探す手間も少なく
選択肢も多く
高速道路にも乗れて
メリットが多いです。
125ccのメリットって税金と保険が多少安いくらいですよ。
※迷ってるなら絶対に250ccの方が得です。
当記事の目次
日本国内では本当にマイナーな125ccバイク
ただし、MT車は絶対的にマイナーな存在です。
探してもほとんど出てきません。
田舎に住んでると結構原付2種は見かけます。
見かける車両のほとんどがスクーターです。
やはり絶対的にスクーターが強いイメージです。
スクーターは荷物も足元に置けるし結構重宝されているようです。
オバちゃんたちにもこのクラスが人気っぽく、意外にオバちゃんが乗ってるのも見かけます。
※逆に田舎では50ccの原付1種はバイパスの流れに乗れないので怖いからかほとんど見かけないです。
そして、ほとんど数を見ないのがこの原付2種125cc以下のMT車クラスです。
オンロードマシンもオフロードマシンもこのクラスのMT車の新車が売れた試しがないので絶対数が少ないです。
残念ながらマトモな個体は市場にほとんど出てきません。
原付2種のMT車は新車を扱ってるショップ自体が少なく、選択できる車種も少なめです。
カブ系以外のMT車は、タマ数が多いどころか選択できる個体は限られてきます。
2019年時点では、国産車の新車125cc原付2種のオフ車は全滅状態です。
125ccクラスのオフ車は中古車両は更に数が少ないのが現状です。
こんな条件で探して出てくればラッキーってくらいです。
運よく中古車が見つかっても他の車両と比較することもできません。
しかも、
年式的にもう限界なものも多いです。
※エンジン回りのパーツが新品で出ない場合、整備に自信がないなら購入は止めたほうが賢明です。
ちなみに・・
原付2種の125ccクラスのMT車は、一見車両価格が安そうですが実は意外に高価格です。
※中古の場合、新品部品が出るとは限りません。
消耗品は250ccクラスほとんど値段は変わりません。
排気量が小さくても車格はそれ程変わりません。
※外車の125ccは本気マシンが多いので車高が高いです。
これなら、
125ccのオフロードバイクが、安いバイク・お手軽バイクというメリットは全くないです。
現行購入できる125cc車両は、外車とはいえ4ストロークで125ccの排気量しかないのでアンダーパワーはです。
維持費が安いって言っても田舎ですぐオフロード遊びできるならまだしも、都会在住だと未舗装路まで行く間に疲れちゃう気がします。
※オフロードタイヤを履く意味はありません。
確かにスタイリッシュでカッコいいですが、登りはパワー不足ですよ。
オフロードバイクにオンロードタイヤ履かせて・・っていうのも面白いんですが。
軽い車体と深いバンク角で峠でいいペースで走れますが、なし崩し的に走れちゃうので意外にライディング技術は上がりません。
オフロードバイクにオンロードタイヤはかせるなら、
素直にオンロードモデル買った方が楽しいだろうし、安く済みそうです。
※ツーリングの行き先に合わせて、ホイール2種類用意してってのもいいですが邪魔だし履き替えるの面倒ですよ。
250ccクラスは車でいえば軽自動車
250ccのバイクってメリットしかないです。
一番自由に遊べる気がします。
250cc優遇されすぎ感が強いですが、騒ぐと原付と車検アリ車両の間のグレーゾーンが見直されるとかになるのも嫌なので、おとなしくしておきます。
250ccクラスは、車でいうと軽自動車にあたるのかな?
それぐらい優遇されているクラスです。
バイクは車検があろうがなかろうが、きちんと整備はしなきゃいけない乗り物です。
ただし、
車検がないというのは結構気楽なもんです。
※簡単だし、ものすごく安く済むのですべてのライダーはユーザー車検を経験しておくべきですよ。
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個人的には400ccまで車検なくせばいい、世界の基準に合わせれば600ccまでかなぁ・・と思うんですが・・
車検は整備というよりは、ただの税金徴収システムだからなぁ。
でも、
200km/hとか出ちゃうバイクの整備不良とか考えれば怖い気がします。
※かつては250ccでも200km/hの壁を超えるマシンがありましたが、もはや遠い過去の話です。
話がそれましたね・・
ちなみに・・
オフロードバイクの250cc以上は非常に維持しずらいです。
オフロードバイクは車検があると、結構苦労します。
といった、
整備状況や納税とは関係ないところで車検に通りません。
※DR-Z400シリーズとか大変らしいね。光軸合わせのテスター屋さんが泣いてました。
中古のオフロードバイクは圧倒的に250ccが多い
とはいえ、
125ccクラスのオフロードバイクに比べれば圧倒的に多いです。
一応、現行国産モデルもあることだし、歴代の250ccクラスのオフロードバイクの中古車両は結構流通しています。
※年式や走行距離、傷み具合などにもよるので、何がお買い得かは難しいんですが。
もはや20年くらい前のバイクでも高い値段が付く世の中です。
中古車両とはいえ、それなりに高価ではあります。
それでも125ccクラスを探し回るよりは、好みのバイクが見つかる可能性ははるかに高いです。
予備部品ため込んでいますので一生乗ります。
250ccのオフ車って、ちゃんとメンテナンスして大事に使えばかなり頑丈で長く乗れます。
ワタクシはDT200WRに20年近く乗っていますよ。未だに絶好調です。
とはいえ、
酷使された個体も多いので、中古購入の際はたくさんチェックする箇所があります。
※自信がない人は良く知ってる人と一緒に行くといいですよ。
ちなみに・・
オフ車のレーサーレプリカ時代のマシンはほぼ状態の良い個体は残っていません。
2stエンジン搭載車はもちろん、4stでも高性能なバイクで状態がいい固体は、オーナーが手放しません。
ワタクシも、DT200WRを維持していますが、手放す気は全くありません。
4st125ccのオフロードバイクは車体が本格装備でもパワー不足は否めない
結構一生懸命走らないと高速で流れているバイパスの車の流れに乗り切れませんよ。
未舗装路の上り坂はパワーがないときついかもしれません。
林道の多く山にあるため、結構急勾配の上り下りが多いです。
そうなると250ccクラスにあっという間に置いて行かれます。
絶対的な馬力不足です。
特に初心者ほど、排気量があって極低速付近に力がある250ccの方が未舗装路では乗りやすいです。
※アクセルを少ししか開けなくても登っていくイメージです。
■125ccの軽さを生かして
がバイクに慣れるという意味ではかなりオススメな選択ですが。
どうしても125ccがいい!というならすでに中古しか選べませんが、
あたりを選んでおけば間違いないでしょう。
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セカンドバイクとしてかなり優秀
現時点では外車しかない新車の125ccオフ車は車両価格が高いわりに馬力不足です。
※外車のバイクは売ってるところが限定されるので、購入後のパーツ供給やメンテも大変です。
何せ満タンで80kmしか走りません。しかもハイオク混合です。
ワタクシならオフロードバイク初心者でもベテランでも、あえて250ccクラスをおおススメします。
複数台持つなら原付2種が超有利
ただし、3年以上乗る場合や一台しか持たない場合はかえって割高です。
原付クラスのバイクをたくさん所有したい人には任意保険のファミリーバイク特約がおススメです。
何台持っていても保険金額は変わりません。
※田舎のモンキーのマニアは大量に車両を保有している人が多いんですよ。博物館なみです。
その一環として125ccのオフ車を持つ、という所有満足的なものは大いにありですね。
ただし、
1台しか所有しないうえ、3年以上乗る場合は、普通の任意保険の割引があるので掛け金が逆転します。
住んでる近くに未舗装路があるのか?で排気量は決まる
未舗装路に行くまで疲れちゃいます。
田舎は普通に林道や河原があります。
バイクでの散歩ついでにちょっと探検♪
という使い方をすることが可能です。
都会から未舗装路に行くまでにどれくらいかかるんでしょうか?
※都会では駐輪場(125ccまで)が使えるくらいしかメリットがないように思えます。
オフロード車両は、別に舗装路を走ってはいけないわけではありません。
それでも、
文字通り未舗装路を走るのが楽しいバイクとして設計されています。
小排気量バイクでのロングツーリングは、フェリー代や有料道路代も安く、とても楽しいです。
楽しいけれど、毎回未舗装路に行きつくまで時間的にも距離的にも遠い場合は、結構キツイです。
たまにならいいかも知れませんが、時間に限りがある社会人はきついですね。
※未舗装の林道まで行ったら、同じだけ時間かけて帰ってこなきゃいけないんですよ。
未舗装路を走ることに特化したオフロードタイヤは、舗装路では見る見るうちに減っていきます♪
※ハスクバーナの純正タイヤなんか朝と昼で減ったのがわかるくらい見る見るうちに減っていきます。
日帰りツーリングで高速に乗れないのは致命的
次第に面倒くさくなるのが人間ですよ。
田舎に住んでるなら未舗装路まで行きつくまでの問題は解消できますね。
近所の林道で遊ぶ♪
のであれば、まーったく問題ないです。
※長野市周辺には、有名林道から無名廃道までオフロードが存在するのでオフ車乗りには天国です♪
ちなみに・・
未舗装路までバイクをトランポ(積載能力の高い車)に積んでいく、という裏技はあります。
※軽トラでも原付2種オフロード2台+装備は余裕で積めます。
ブーツは荷台に転がしてあるので、途中で雨が降ったりすると非常に困りますが。
というのが、一番楽しめるかもしれません。
※二名でトランポ移動すれば高速代も安上がりだしね。
ような場合は、この作戦は使えませんけどね・・
セカンドバイクとしてはどうか?
それも近所に未舗装路があるならオフロードバイクは有用です。
田舎には、でかいオンロードバイクと250ccオフロードバイクの二台持ちは結構たくさんいます。
セカンドバイクとして、オフロードバイクを選択したもののそっちが面白くなって大きいオンロードバイクを手放した人は知ってるだけで片手では足りません。
最初は苦労して探してきた125ccのオフロードバイクに乗ったとしても、割とあっさりと250ccに乗り換えられます。
実際やってみると分かりますが、
125ccでも250ccでも購入費用、消耗品費はそれほど大差ないからです。
維持費ですが、自賠責や税金、任意保険代がかかりますが・・
これも冷静に考えるとそれほど差がありません。
年間維持費差額は任意保険の条件に寄りますが3万円以下じゃないですかね?
逆に、
この差額を捻出することが出来れば、250ccにしない理由はなくなります。
まとめ
さらに一台しか所有できないなら250ccクラス一択です。
このセレクトが現実的ではないでしょうか?
オンロードバイクで散歩するならともかく、オフロードバイクの125ccは普段使いには意外にメリットがないかもしれません。
特に都会に住んでいれば、ほぼ全く125cc原付2種のオフロードバイクは意味がないです。
※オンロードタイヤ履かせて走る方が有意義でしょうねえ。
排気量差もありますが、性能的には圧倒的に250ccクラスが上です。
※2st125ccは4st250ccの性能を凌駕する(燃費以外は)場合がありますが、まともな個体はほとんど残っていません。
125ccの4stエンジンは奥は深いもののいかんせんパワー不足です。
エンジンぶん回して遊ぶ楽しみはありますが、金銭的な条件が許されるなら倍の排気量の250ccを選んだ方が長く遊べそうですよ。
※結局楽に乗れる気安いオフロードバイクは実は250ccクラスの方です。
一概に排気量が小さいバイクは車体も小さいとは言えないのですよ。
125ccと250ccって車格もパワーも体幹差はカタログ数値以上ですよ。
オフ車ではその排気量の差は未舗装路の登りで顕著に出ます。
※パワー差の出にくい下りはテクニシャンが乗るとなに乗っても速いんですが。
もしオフロードバイクで125ccと250ccで迷っているなら、ワタクシは250ccを強くおススメします!