Z1-R Z750D1 バイク

【カワサキZ1は故障する?】旧車はトラブルが多い?初心者には難しい?

いわゆるこれがZ2ですがZ750D1とは間違い探しレベル。

いわゆるこれがZ2ですがZ750D1とは間違い探しレベル。

 

ワタクシ
Z1系のバイクは古いので故障します。
いちどこわれると、とんでもなく高い修理代を請求されます♪
「壊れたら直せばいい。」
このマインドが持てなければZ1をはじめ、旧車に乗ったら出費がかさむだけです。
自分で直せるようになればいいんですよ。
きっと幸せになれます。

 

Z1や旧車はオーナー自身が整備することが前提のバイク

 

ワタクシ
当たり前ですが、整備されていないバイクは故障しますよ。
誰がどう整備したか全くわかんないんだし。

 

なにせZ1なんて40年前に作られたバイクです。
よほど整備され続けた個体でなければ相当傷んでいます。

40年前の世界戦略機であるZ1系エンジンを積んだバイクは異常に丈夫といえども、
乗りっぱなしでいいというわけではありません。

マニュアルを読めばわかりますが、オーナー自身が整備すべき項目がたくさんあります。


なぜか楽天の方が在庫が多いです。
ただし、値段が高騰中ですので見つけ次第買った方がいい。

例えば、初期のZ1では

  • カムチェーンテンショナーの調整
  • 点火ポイントギャップの調整
  • 各所のグリスアップ
  • などなど、自分でやるべきものとして記載があります。
    ※キャンプツーリングの朝はこの調整から始まる、と言っても過言ではありません。

    旧車はオーナーがやるべきことが多いんです。
    これらを楽しめないと、古いバイクとの生活は結構きついです。

    当然、
    定期的な整備事項を放置してるとどんどん調子を崩します。
    知ってるか知らないかの差ですが、それも知らずに乗ると確実に調子を崩します。
    ※下調べしないでZ1に乗るような人がいるかどうかは置いておいて。

    今時のバイクのように
    「乗りっぱなしで何もしなくていいお手軽バイク。」
    では決してないという事です。

    逆に、やるべきことをきちんとやってあれば非常に丈夫なバイクです。

    もちろん、素人にも簡単にできるようになっています。
    ※メインターゲットは北米です。米国人はスゲエ雑で適当です。

     

    Z1系は幸い素人にやさしい設計

     

    ワタクシ
    Z1系のエンジンを積んだバイクは素人でも手を入れられる個所は多いです。
    整備をしやすいようにできています。
    今のバイクと比べてアナログなので各機構がなにをやってるか?がよくわかる作りです。

     

    バイクを理解するのに一番いいのは実際に自分で整備してみることです。

  • 部品外して、
  • 磨いて、
  • グリスアップして、
  • 元に戻す。
  • こんな簡単なことから始めればいいでしょう。

    そうしているうちに、

  • だんだん工具が増え、
  • だんだん作りを覚え、
  • だんだん分解できる範囲が増えて、
  • いきます。
    ※逆に、今時のバイクはこの作業すら素人に触れない個所が多くてツマラナイのです。

    エンジンなどの大物は

    いくら作りが簡単だからと言って、
    エンジン本体の整備は初心者には荷が重いです。

    エンジンに異常があるようなら頼れるショップにお願いすべきです。
    有名ショップと頼れるショップは全然違いますよ、有名ショップは実際はほとんど下請けに出します。
    ※どこに出すにしても、とんでもない金額請求されますが。

    そもそも、エンジンに異常があるような個体を初心者が買うこと自体が間違いです。

    電気系は簡単

    Z1系バイクは電装も単純です。
    何せブラックボックスがない。

    頑張れば中高生レベルの電気知識で配線図を追えます。
    ※配線図はマニュアルに記載があります。

    幸いにも配線が単純なので少し電気的な知識があれば整備は可能です。
    ※Z1-Rだけは配線がかなり複雑なので自信がなければ止めた方がいいです。

    「配線の接続部のギボシを一つ外して清掃してまた組み付ける。」

    これを一つづつやれば間違えることはありません。
    ※この方式でメインハーネスの交換が素人でもできますよ。

    Z750D1メインハーネス交換はむつかしくないよ

    Z750D1メインハーネス交換はむつかしくないよ


    メインハーネス交換って結構簡単です♪

     

    自分で出来る範囲の初期化と整備

     

    ワタクシ
    Z1に限らず、中古のバイクを入手したらまず分解して清掃してみるのが初期化の第一歩です。
    難しいと思うのであれば知識のある人と一緒に作業すればいいんです。
    ※誰でも最初は初心者です。

     

    Z系は、いったんきちんと初期化すれば今時のバイク並みに普段使いできます

    現にワタクシは2019年現在も

  • 荷物満載でキャンプ
  • 峠でスポーツ走行
  • 適当に高速使用
  • 1000km単位での旅
  • もしてますがほとんど全く壊れません。

    ワタクシはすべて自分でメンテする主義です。
    バイク屋さんにはもう何年も行ったことすらないです。
    ※バイク用品店には、たまに行きますが。

    古バイクに乗るうえで多少のトラブルは、
    「原因を追究して問題を解消してあげるコトすらも楽しい。」
    のです♪
    ※ドMではないんですが。

    自分で各部の状態を理解できてない旧車 というか太古車 で遠出なんか心配で出来ないです。
    ※過去に経験したトラブルから持参すべきスペアパーツも厳選できますよ。

    初期化は絶対条件

    中古のバイクは入手したらどんなバイクでも「初期化することは必須。」です

    Z1系に関しては、今はリプロパーツも充実してるので初期化には苦労しないはずです。
    ※当然、初期化にはそれなりにお金はかかりますケド。

    他の不人気バイクなんか手に入れちゃったら初期化もままなりません。
    こうなると、いきなり不動車になる可能性が高いのです。
    ※今の古いバイクブームは異常です。

     

     

    初期化とはいえ、出来る範囲から始めればいいんですよ。

  • サイドカバーを外して、
  • 横開きのシートを開き、
  • ガソリンタンクを外し、
  • テールカウルを外し、
  • フレームをむき出しにします。
  • ※Z1の場合、テールカウル以外は工具がいらない親切設計(笑)

    不安なら写真撮りつつ作業すれば間違えることもないでしょうね。

    初めてタンクを下ろす場合、恐らくタンクの下は埃だらけなはずです。
    これをきれいに清掃してあげましょう。

    バイクは基本的に雨の中を走っても大丈夫なので水をサブサブかけて洗車できます。
    とはいえ、
    電装系やガソリンホース周りに水はあんまりかけない方がいいです。
    ※いろんなところが痛んでるのが中古車です。しかも40年落ちの太古車ですよ?何が起こるかわかんないです。

  • 清掃しながら、電極部の痛みをチェックしましょう。
  • 清掃しながら、ボルトのゆるみをチェックしましょう。
  • 清掃しながら、ゴム部品の痛みをチェックしましょう。
  • 清掃しながら、欠損部品のチェックをしましょう。
  • 清掃しながら、錆びた部分のチェックをしましょう。
  • 最初にフレームをむき出しにしたときは、目につくいろいろな部品が結構傷んでるはずです。
    気になったところやチェックした個所を全部一気にやれればいいんですが、相応の出費になります。

  • 費用
  • 時間
  • 労力
  • スキル
  • いずれも無理のない範囲で痛んでる個所をを少しずつ、部品を調達し自分で交換していくんですよ。
    ※優先順位付けが難しいですが。

    こういう作業の繰り返しでトラブルや故障が飛躍的に減ります。

    ちなみに・・

    ブレーキに関しては初心者がいきなり分解するのは避けた方がいいです。

    最悪、止まれなくなります。

    素人でもブレーキ関係の整備は出来るようになるんですが、ブレーキ周りは重要整備項目とされています。
    ので、大っぴらには自分で整備しろとは言えません。

    少なくとも最初は経験者と作業すべき項目だということです。
    ※当倶楽部に持ち込んでくれれば一緒に作業しますよ♪必要なケミカルは持ち込んでもらいますが。

    もし、バイクに詳しい知り合いがいるなら積極的に話を聞きましょう。
    アドバイスをもらえるのであれば「神様がついていると思って。」考えられる限りの礼節を尽くしましょう。

    なんでもそうですが、
    貴重な時間を自分のために割いてくれる人に対して無礼は許されません。
    ※無礼な大人ってホントに多いんですよ、リアルに笑っちゃいますよ。

     

    Z1の整備をショップに任せっきりだとどうなる?

     

    ワタクシ
    ショップはどこまで信用できますか?
    整備を任せるなら、昔から付き合いがあるショップが一番いいと思います。
    ただ、個人売買などで入手してなじみのショップがない人も大勢います。

     

    信頼できるショップがない場合は自分で作業するしかありません。
    ※決して雑誌やネットで有名なショップの腕がいいとは限りませんよ。

    古いバイクも自分で直せば維持費も余裕

    古いバイクも自分で直せば維持費も余裕

    古いバイクに乗る場合、

  • 自分で整備すべき項目
  • 自分で調整すべき項目
  • こういう細かい所まで、ショップ任せにするととんでもない運用費と維持費になります。

    それに、

  • ちょっとしたトラブル
  • は多発します。

    メカが全然わかってない素人は「ショップにとっていい鴨。」なのです。

    バイクの世界でも「情報弱者は搾取される。」んですよ。
    しかも、
    旧車に乗ってるなんて「リピート機能付きの鴨。」です。
    ※こんなおいしい客はショップが放すわけないですよ。あれもこれもと部品交換をススメられますな。

    ちなみに・・

    ワタクシは今までショップ関係で散々な目に合っています。

    ポンコツZ2でに乗ってた時代から考えれば余裕で100万以上損(勉強代?)してます。

    技術力のあるショップのメンテ代金が高額なのは納得いくとしても、
    技術力のないショップほど、ぼったくりに走る傾向にあります。

    というのも、
    30年前のワタクシは技術も知識もありませんでした。
    したがって調子が悪かったエンジンを結構有名なお店に完全にお任せで頼んでしまいました。
    対価として数十万の費用を請求されました。

    ワタクシの無知な結果、Z2は廃車の道をたどりました。

  • エンジン(オイルプレッシャースイッチ周辺)からオイルを噴水のように吹き
  • スプロケカバーのエンジン側のネジ山を壊され
  • プラグは4本番手が違うのがついてる
  • 何度も文句を言ったのですが最後は脅されました
    結局泣き寝入りになりました。

    そんな店が長く残ってるとも思えないんですが、今でも高円寺の某KAWASAKIショップは経営出来てるのかしら?
    今思い返してもバカだったワタクシの行動がもったいない。そして猛烈に悔しいです。

    Z2の代わりに大借金して買ったのがZ1-Rだったんですが・・これもまたひどい状態でした。

    そのお店以外でも、

    1. タイヤ交換頼んだらフロントフォーク下部のボルトが締まってない
    2. キャブ調整頼んだら帰りにガソリンスタンドでキャブからガソリン駄々洩れ
    3. 見積もりもまともに出してくれない、出しても追加で請求がガンガン・・

    ショップに任せて多額のお金を払っても整備不良になるということを経験しました。

    そのころからバイクショップは一切信用しなくなりました。
    この25年以上、バイクショップにお世話になったことはほぼありません。

    とにかく、
    バイクの整備を人に任せるの怖くなったんですよ。
    だってフロントフォーク下部のボルトしまってなかったらホイール外れちゃうんですよ?
    死んじゃうよ?

    怖くないですか?

    こういう安くない勉強代を払うと・・
    自分で何とかするしかない!
    という思考に強制的になっていきます。
    ※ここまで行くとだいぶ旧車乗りマインドが鍛えられています。

    旧車乗りの第一歩というか洗礼みたいなもんです。
    諦めなければ何とでもなるもんです。
    ※大抵この旧車乗りマインドに行きつくまでに、8割の人はキレるか泣き入るかどっちかです。

    だけども、
    ワタクシはただでは起きないのです。

    そして、
    あきらめなかったワタクシに神様はプレゼントをくれました。

    出先でトラブルをにあったとしても、決してあきらめずにその場で何とかできる

  • 技術
  • マインド
  • 持参すべき工具
  • 持参すべき予備部品
  • の知識が身に付きました。

    こうなるとマリオでいうところの無敵状態です。
    ※マリオは画面外に落ちると死にますが。

     

     

    旧車は変なカスタムすると故障しがち

     

    ワタクシ
    雑誌のカスタムバイクを全部否定するつもりはありません。
    確かに見た目はかっこいいですもん。
    でもまともに走るのかね?という個体も多いです。
    ※高価なパーツを付ければいいってもんじゃないのです。

     

    もはやノーマル然とした個体を探す方が難しいZ1000Mk2

    もはやノーマル然とした個体を探す方が難しいZ1000Mk2


    Mk-2の足回りまで改造してある個体がツーリング中にリアブレーキ引きずって燃えた動画を見たことがあります♪

    1. 40年前のバイクで今時のバイク並みに速く走ろう
    2. カッコよさげなので今時のスーパースポーツバイクの足回りを入れよう
    3. リアをかち上げたスタイルにしよう

    たとえ、お金が無尽蔵に使えたとしても、こんなことは思わない方がいいです。

    適当なカスタムは確実にバイクの寿命を縮めます。
    そして、
    その改造した個所そのものが確実にトラブルのもとになります。

    1. フレームが弱い?
    2. ブレーキが利かない?
    3. 加速が鈍い?

    ※そういうことを言う人に限って意外にバイクに乗るのが上手くない気がするんですが♪

    今のバイクと比べようもない性能とはいえ、
    それが確かに40年前に世界を席巻した世界戦略機「Z。」というバイクです。

    数値亭には大したことなくとも、
    実際に走ると 高速道路以外は かなり楽しくストレスなく走れるバイクですよ♪

    速く走りたいなら

    悪いことは言いません。

    速く走りたい場合は、素直に今のバイクを買いましょう。

    「Z。」に何百万かけても今のバイクの性能は手に入りません。

    それでも速く走りたい、頑張りたいというなら止めるつもりはありませんが、はっきり言って無駄です。
    貴重な個体がまた一台消えるだけです。

    雑誌やネットのカスタム手法を鵜呑みにして真似してお金をかけたとしても幸せにはなりません。
    一か所に手を入れたら、バランスをとるために複数か所に負担がかかるので湯水のようにお金がかかります。
    ※メーカーレベルの調整が素人(有名店含む)にできるわけないです。

    いきなり高いブランド物の集合管を入れるくらいなら、
    最初にお金をかけるべきところにきちんと徹底的にお金をかけるべきです!

    つたないワタクシの経験から、
    「もうコレは絶対です!」

     

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    古いバイクにトラブルはつきものです。
    でもZ1系バイクは最初にきちんと初期化すればほとんど故障はないです。
    そして、Z系は初期化が容易、部品の供給も良いのでトラブル予防も簡単です。

     

    高い金払ったんだから・・というお客様根性は旧車には通用しません。
    ※こういう考えのお客様精神が強い人は一生搾取されますよ。

    4本だしマフラーが重すぎるので泣く泣く変えたマフラー

    4本だしマフラーが重すぎるので泣く泣く変えたマフラー


    当然ノーマル4本出しはガレージで保管されています。

    Z1系バイクに限らず、古いバイクは理詰めで今時の信頼できる部品にアップデートする、というのならまだしも、
    性能的アップや見た目の改造にむやみにお金をかけるのは無駄です。

    きちんと整備してあるZ1系バイクであれば、
    今時のバイク並みに普段使いするのは不可能ではありません。

    ただし、

  • 押さえるべきポイントを間違っている
  • トラブル発生時の原因究明が間違っている
  • と、お金はかかります。
    ※Z系ならお金かければ何でも直りますよ、今の部品供給状況なら。

    維持に関する費用は自分の経験と知識、技術力で補えます。

    断言しますが、
    Z1系のバイクはきちんとしたメンテを続ければ体力が続く限り一生乗れます。
    ※今時の電子制御満載で小難しいバイクとは全然違うので、素人でもメンテナンスが可能なんです。

  • 簡単なメンテナンスから始めて
  • だんだん技術を身に付けて
  • 積極的に手を汚して
  • 理詰めで整備できる知識をつけましょう。
    ※整備の経験や知識は全部実際に整備したアナタの宝になります。

    宝ものを運んでくれるのが旧車であり、Zというバイクです。

    トラブルが発生しても動じずに対応できるようになって初めて、
    「本当の意味でのZ乗り。」なのかもしれません。
    ※休憩中にほかのバイク乗りからいろいろ質問されても困らないくらいになりましょう。

    ちなみに・・

    綺麗にまとまったところで申し訳ないのですが・・。

    例外的なZ乗りもいます。

    Z750D1。世界一舐めたZ系バイク乗りの嫁が乗っております。

    Z750D1。世界一舐めたZ系バイク乗りの嫁が乗っております。


    最近整備代もケチってくる。

    うちの嫁はZ750D1に乗っています。
    彼女は機械ものには全然興味ありません。
    ※ワタクシがその分全部メンテしています。

    うちの嫁は「世界で一番舐めているZ乗り」だと思うんですが。
    ※全世界「舐めたZ乗り選手権とあったらメダルを狙える位置につけている」といっても過言ではありません。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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    下手なカスタム本とかよりも余程役に立ちます。

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