Z1-R Z750D1 バイク

Z1の中古バイヤーズガイド!バイクの価格だけではない見るべきポイント

いわゆるこれがZ2ですがZ750D1とは間違い探しレベル。

いわゆるこれがZ2ですがZ750D1とは間違い探しレベル。

Toos

Z1の中古車を探してる!
Z1に乗りたいんだよねえ・・という人が、あの中古車価格を見ても一向に減りません

高額払って、変なのつかまされるのが旧車の世界・・

僭越ながら25年以上泣きながらZ系と付き合ってきたワタクシが、
バイヤーズガイドというかチェックのポイントをまとめておきました

Z1に限らず、この周辺のモデルには応用効くはずです
※中古バイクはみんなポイントは似たようなもんですが。

Z1は、昨今の旧車ブームで中古価格が暴騰

Toos

この20年で中古車価格は4倍近くなってるのがZ1です

これに準じて、
その派生モデルも高騰というより暴騰中!!

しっかし・・
ここ最近の旧車ブームは、KAWASAKIに限らず、すごいものがあるね
このまま、車の旧車のハコスカやフェアレディのようにご神体になってしまうのかもしれませんなぁ・・
ハコスカって今1000万円じゃ買えないんだよ!!

絵になるバイクで出かけると写真撮りたくなる

絵になるバイクで出かけると写真撮りたくなる

100万?!高いよ!

って言ってたのが夢のようです
2020年1月時点で、某中古バイク雑誌では150万円を切ってる車体はありません
上は天井知らずで、300万円台もちらほら出始めています

Z系では割と不人気と言われていた、
Z900やZ1000についても便乗値上げというか、軒並み高額プライスタグが付いてます・・
※ワタクシ的には、フレームまで見直されてて、リアディスクなZ1000は大いにありだと思うんですが昔から不人気(笑)

この価格帯でも売れちゃうんでしょうねえ

何せ、バイヤーが世界中回って、どんな状態でもかき集めてきてるって話で、
全生産量の半分くらいの個体が日本に里帰りした、といっても過言ではないようですよ
※そのせいで、欧米でもジャパニーズクラッシックバイクの価格が高騰中!です

世界的に、KAWASAKIのZ系は現存する個体はほんっとに少なくなっています

実際に、
Z系ならスクラップでも売れる!
っていうんで、
フェリーの貨物コンテナに錆びたパーツやフレームを満載して、
北米から輸入されてましたが、それももう30年近く前の話です
そのうちの一台がワタクシのZ1-Rですが、とんでもなくボロでした・・

KAWASAKIとしても、Z1ブームを無視できないようで・・
シリンダーヘッドの再販に踏み切りましたが超高額(笑)
※限定生産1000機で、26万円?!うわぁ・・

とはいえ、フレームをはじめ個体が増えることはもう二度とありません
全くリニューアルしようとしても、
排ガス問題でキャブ車(特に空冷4気筒)は二度と出てきません

Z1の主な購買層は

  • 中高年のリターンライダー
  • 当時それに憧れた年代のバイク乗り
  • 漫画やドラマで神格化されたのを見てきた若い世代
  • となっているようです
    ※個人的には、青春時代にリアルに憧れた世代の中高年のライダーに乗ってもらいたいっす

    Z1は、ひどい状態でもそれなりの中古車価格になる人気旧車

    Toos

    中古車市場は、まともな個体だけが流通してるとは限らないと思い知ろう
    実際、数百万の個体を買っても不調で苦しんでいるZ乗りは数多いっす

    アナログだけれど一生乗れる

    アナログだけれど一生乗れる


    でも、50年前の車両がまともだと思わない方がいい

    当たり前ですが、中古車は一台一台状態が違います
    売る方はプロなんだし、個体の状態わかってるはずなんですがね・・

    それでも、
    状態が悪い個体をつかんじゃったので、なんとか助けてください
    という、質問をお問い合わせからいただくことが、たまにあります
    問題の個体を見たわけではないので何とも言えないんですが・・ポイントだけは返事させていただきました

  • 雑誌に出てるショップが全部優良店ではありません
  • ネットで有名なショップが全部正直商売ではありません
  • 流通している個体が全部優良車両なわけないです
  • 相場以上の金額を支払ったとしても、アナタの希望に添えるサービスを提供してくれるとは限りませんよ
    ワタクシも、数十年前に雑誌広告に乗ってるショップに預けて、100万円単位で失敗しています

    いつの時代も、どの世界でも、そうなんですが・・
    情報弱者をカモとする仕掛人がいて、思考停止の初心者を待ち構えてるんですよ、巨額が動くところでは。

    なので、出来ることはただ一つ!
    購入者側の目利きしかありません

    とはいえ、
    付け焼刃の知識で知ったかぶりしても、相手はプロなので全部見抜かれますよ♪
    プロの売り口上を聞いたうえで、

  • 言葉には出さずとも
  • 落ち着いて
  • 確固たる信念
  • ぶれない価値観
  • でバイクを評価する目が必要です

    KAWASAKI Z系については、
    大昔から、いくらでも情報資料が書籍やネット上に存在します
    ただその情報を生かせなきゃ、
    具体的にどういう不具合につながるのか知らなきゃ情報の持ち腐れです

    Z1は、現存する個体数が激減、需要供給の関係で中古価格が高騰するのは必至

    Toos

    正直、2020年時点ではZ1系の入手タイミングは10年遅いと思おう!
    底値とは言わないけれど、少なくとも現時点の半額強で入手できたのがZ1系です

    それこそ30年くらい前から、
    雑誌は飽きもせずにZ系の特集が定期的に組まれてたわけで。
    ※当倶楽部のガレージには昔の雑誌の「ハタチのZ2」の特集の切り抜きが残ってます

    ライダーのアナタは長い間、マスコミに洗脳され続けてきたんですよ
    ※達観すると特集を繰り返すだけの雑誌は読まなくなりますがね

    すでに新車がなくなって数十年たっても、Z系は中古車としてずっと売られ続けてきました
    現在は、第何次Zブームかは知りませんが、選べるほど個体は残っていません
    程度のいい個体はマニアが手放しませんよ
    ※現代のバイクの中古車は、販売者側もネットで相場が検索できるのでお買い得車両も掘り出しモノ車両も存在しません

    Z1の中古車両のチェックポイント

    Toos

    50年前の太古車ですので、どんなに程度のいい個体でも初期化はすべきですけどね

    どんな状態で入手したとしても、長期的には全部見直した方がいいですよ
    現存するZは、一台残らず厄年といわれるパーツ交換サイクルやオーバーホール時期を何度も越えて来ています

    Zが元気に走り回ってるのは、パーツメーカー様のおかげです

    Zが元気に走り回ってるのは、パーツメーカー様のおかげです


    細かいパーツ供給、ほんとに助かります

    幸いにもZ1系は、リプレイス品のサードパーティによるパーツ供給が潤沢です
    大抵パーツはあるんですが・・
    エンジンが死んでると・・すげえ金かかります
    ※エンジンは、腰上OHで最低50万かかると思っていいです。最低、ですよ!

    それほど状態がひどくなければ、乗りながら資金をためていけばいいと思います
    ※基本的にはものすごく丈夫なエンジンです

    Z1の中古エンジンはここを見ろ

    Toos

    Z1E、Z1Dのエンジンは基本的には丈夫です

    とはいえ、生産されてから50年経ってればどんなエンジンも、ピンシャンしてる方が不思議です

    エンジンかからんバイクはただのオブジェだ

    エンジンかからんバイクはただのオブジェだ


    空冷キャブ車はもう二度と新車で出ない

    まず、
    中古車両を見に行ったら、絶対にエンジンをかけてもらいましょう
    ※ショップの人にやってもらいましょう

  • エンジンをかけられないバイクを雑誌広告に載せてる
  • エンジンをかけられないバイクを店頭で販売している
  • ショップは信用すべきではないですよ

    ちゃんと整備して納車します!っていうのは話半分だと思いましょう♪
    ※中古バイクの納車整備はかなりいい加減で、口約束は大抵守らないと思いましょう

    エンジンかかったら見るべき点は、どんな中古バイクでも同じです

  • かかりが悪い
  • 白煙を吹く
  • 黒煙を吹く
  • カムチェーン音がひどい
  • エンジンかけた直後に、
    ショップの人が、あんまりレーシング(アクセルをあおる)するようなら、ちょっとごまかし入っています
    正解は、アイドリングが安定するまで暖機が終わるまではアクセルをちょっと開けて固定する、です
    ※エンジンオイルが3.7lもあるので、暖機にはちょっと時間がかかりますので、アイドリングを上げて暖機するのも手です

    調子のいいエンジンは、

  • ガソリンコックオンにして(ちょっと待つ)
  • チョークを引いて
  • アクセル全閉で
  • セル回す
  • これだけですんなりかかります

    ずっと寝てたエンジンとはいえ、
    白煙がいつまでも出るようならオイル上りを疑いましょう
    最初はどうしても多少は白煙吹きますが、始動直後に白煙が多すぎる場合はオイル下がりです

    ちゃんとメンテナンスされていれば、走行距離はあんまり関係ないですが、
    年式的に一度もオーバーホールされていなければ、ピストンリングがヘタってオイル上がりだと考えていいでしょう

    Z1系エンジンは設計上、シリンダースリーブが熱膨張の関係でシリンダーから抜けちゃうものが多いです
    オーバーホールされてれば直ってる可能性が高いです
    ※オーバーホール履歴は確認したいところですが・・販売ショップにその手の資料があったのを見たことはありません(車は結構あるんですがバイクはねえ・・)

    黒煙は論外ですが、キャブの燃調が濃すぎる可能性がありますがそれ以外だとかなり深刻です

    エンジンノイズが空冷なので多少は仕方ないですが、あんまりジャラジャラいうものはカムチェーンが伸びきっています
    ※チェーンスライダーが壊れて破損してることもあり

    とはいえ、
    製造後、間もなく50年になるご老体です
    完璧!なんて個体はほとんどありません
    ですが、
    エンジンは、壊れてると後々超高くつきますので慎重になるべきです
    ※入手後はエンジンOH資金をためましょう♪

    Z1のエンジンがアイドリングしない個体は、まずキャブを疑え

    Toos

    純正キャブは終わっていると思ったほうがいいです

    アナログなメカは素人でも経験を積めば何とかなる

    アナログなメカは素人でも経験を積めば何とかなる


    キャブは邪道といわれるゼファーのCVKに落ち着きました

    ショップの人にエンジンかけてもらったうえで、暖機が終わったとします
    多少、アクセルを開けた状態をショップの人にキープしてもらって、
    アイドリングが安定しない個体は、大抵キャブか電装系のトラブルを抱えています

  • アイドリングが安定しない
  • 不正爆発
  • 失火しがち
  • なら、どこかに問題があります

    幸いにも4本出しのマフラーが付いているようなら、どの気筒に不具合があるのかわかります
    ※白煙、黒煙の場合も4本出しマフラーはチェックしやす打て素晴らしい♪

    キャブ内部のジェット類は、現在でも新品が入手できます
    でも、キャブ本体がおかしいことが多いです

  • キャブの稼働部分が摩耗してたり、
  • 管理の悪さによる各通路の腐りと変形があったり、
  • しますよ

    エンジン停止後、火傷に気を付けてキャブの下側を触ってみましょう

  • オーバーフロー気味のキャブはここがガソリンでぬれています
  • ワニスのような茶色変質ガソリンが手についたら、100%オーバーフロー癖がある個体です
  • オーバーフローが癖になると燃費の悪化や燃調の狂う原因になりますし、下手するとバイクが燃えます

    オーバーフロー修理用のフロートバルブやバルブシートを変えても直らないキャブ(寿命)は結構あるんですよ
    ワタクシ何度も経験積みです
    ガレージに少なくとも2基以上の純正キャブが転がっていますが、いずれも使い物になりませんでした・・
    ※フロートバルブやバルブシートは新品でリプレイス品を入手可能です。ありがたいですわ。

    どんなバイクでも同じなんですが、
    アイドリングが安定しない個体は、以降のセッティングで絶対悩みます
    メンテナンスに自信がなければ手を出さないほうが無難です

    キャブは、高価なパーツの一つです
    安易に雑誌などで流行ってるレーシングキャブに交換すると、無尽蔵にお金と手間を食います
    最悪まともに使えない個体になりますよ
    ツーリングでは、気温の変化も標高の変化も湿度の変化もあることをお忘れなく♪

    Z1のエンジンがアイドリングしない個体は、次に電装系を疑え

    Toos

    リプレイス品で比較的安価にリフレッシュできるとはいえ、チェックはしておくべきなのが電装系ですよ

    電装系が新車当時のモノの場合、速やかに全パーツ交換をおすすめします
    電装に信用が置けないバイクで、ツーリングとか自殺行為です
    ※過電流が流れたのか、メインスイッチ下のハンダが溶けてエンジンがいきなり止まったとか、何度か痛い目にあっています♪

    Zのメインハーネス交換はむつかしくないよ

    Zのメインハーネス交換はむつかしくないよ


    幸いにも、強化ハーネスまで売ってるのだ

    とりあえず、
    アイドリングに影響があるのは点火系です

  • イグニッションコイル
  • プラグコード
  • プラグ
  • 点火ポイント(この調整だけでも多少マシにはなるはず)
  • ※とはいえ、ポイントはポイントカバー(エンジン右側の出っ張った部分)を外さないと見えないし、調整はコツ知らないとできないんだけどね

    おそらく、上記のパーツは一度は交換されているはず・・と思いたい
    ポイントやその周辺のコンデンサは消耗品です

    電装については、より細かく別記事でまとめています

    Z1の中古車チェック、足回りのポイント

    Toos

    前後ホイールは素人目にもガタがあるようならベアリングとシャフト交換です
    ステアリングステムはセンスタかけて、ハンドルが左右に引っかかりなく自然に切れないとダメです

    折を見て、ベアリングも全部交換すべきですよ

    旧車はベアリングが破損しがちです

    旧車はベアリングが破損しがちです


    すいません、画像はZ系のものではないです

    フロントホイールのベアリングはね・・
    死んでると、ブレーキが利かなくなるんですよ

    リアブレーキのベアリングはね・・
    死んでると、アクセルオンオフだけでもなんか気持ち悪い動きするんですよ

    ステアリングステムのベアリングはね・・
    コーナー中にハンドルが引っかかる気がするんですよ

    当然、いずれも転倒につながります

    交換するには、ベアリング自体のパーツは安いけど作業が結構大ごとになります
    ガレージや設備があれば、素人でも特にどうということはないんですけどね

    足回りの他の注意点については、
    チェーンやスプロケは、どうせ細いサイズの今時の新品にしちゃえばいいので、ボロボロでも値引き交渉できるならその方が得かもしれません
    フロントフォークについては、転倒歴があるものはフォーク自体がゆがんでいる可能性があります
    オイルがにじんでるのはNGです
    設計上、スライドメタルというベアリングがないので過走行とか激しく乗られたマシンはフロントフォーク自体が消耗しています
    ※ワタクシのZ1-Rもフォーク自体が消耗してて、何度オイル入れ替えてもグレーになりました・・

    Z1の中古車チェック、車体の錆はどうする?

    Toos

    多少の錆は仕方ないですが、
    フレーム部の錆びがひどいものは劣悪な環境で放置されてた可能性が高いっす
    あと、フレームの塗装の状態が悪いものも放置されてた可能性が高いです

    外装は、リプレイスパーツでいくらでもきれいになります
    車の床板と違って、そこまで錆がひどいものは・・
    フレーム自体は交換できないので誤魔化しが利かないポイントです

    フレームの痛みは特に、ステアリングステムやダウンチューブあたりが顕著に出ます

    フレームの痛みは特に、ステアリングステムやダウンチューブあたりが顕著に出ます


    再塗装も面倒くさいんだよね、フレームって

    ああ!
    錆といえば、
    タンクはキャップを開けて、内側を指でぐるっと触ってください
    ※構造がヤカンです。初期のZ1にはタンクキャップに鍵すらないです

    タンクは今のバイクに比べれば鉄が厚いです
    中々錆びて穴が開くということにはなりませんが、
    いつの間にか思いっきり内部が錆びてる個体も多いです

    タンク内のガソリン全部抜いて、
    フューエルコック外してみたら錆びだらけ!ってことが往々にしてあります
    ※キャブが詰まります

    ワタクシ的には、中古バイクを入手したら、POR15というタンクシーラーで処理します
    ※タンクのコーティングに批判的な人も多いけど、コレ効果絶大です

    Z1といえば、プレスタンクですがすでにコレクターズアイテムと化しています
    ので、販売する際にオリジナルのタンクを付け替えちゃう悪徳ショップもかつては存在したほどです
    パーツ単位でも盗まれると聞いた事がありますので、もしオリジナルのプレスタンクがついてたら大事にしましょう
    ※プレスタンクは、タンク両サイドの溶接リブがなくツルっとしていますので一目でわかり
    ます

    ショップ店員の魔法の言葉「旧車なんてこんなもんですよ」

    Toos

    ショップの人が「旧車なんてこんなもん」と言い始めたら面倒くさくなった証拠です

    まあ、9割がたまともな個体は残ってないので仕方ないとはいえ・・
    Zなどの旧車を専門に扱ってるショップで、この逃げの一言はないですね
    ※中古車屋のにーちゃんならともかく。

    キャンプだって普通にこなす

    キャンプだって普通にこなす


    断言しますが、Z系は普段使いできますよ
    ちゃんとメンテしてればですけど。

    そこを逆手に価格交渉できればいいんでしょうが、
    悲しいことに現在はZはどんな状態でも売れちゃうので、ショップ側も値引きに関しては渋く強気です
    明らかに欠品多数の部品取り現状車両で80万とか信じられないわ

    すでに改造されているZ1はどう判断する?

    Toos

    現存しているZ1系のバイクがドノーマルってことはほぼないです
    ので、どこまで許容できるか?
    っていう話になります

    ほぼ間違いなく、どこかしら純正以外の改造がされています
    逆に完全に純正な個体は、未再生現車としてとんでもない価格になってるはずです

    手間を惜しまないショップなら、

  • 純正部品のほうが安い場合は純正部品が付いてくる
  • リプレイスパーツのほうが安い場合はそちらが付いてくる
  • と思っていいです
    パーツ単体でも高く売れるんですよ、Z系は

    好みの問題なんでしょうが・・ワタクシが選ぶとすれば・・

  • 爆音系マフラーは許容できない
  • いつでも純正に戻すことができる
  • の二点のポイントだけ押さえます

    フレームを切ったりしていなければ、完全に純正ではなくても、
    リプレイスパーツである程度オリジナルに近い状態までは戻せます
    ので、そこまで神経質にならなくてもいいですね

    逆に、貴重or高価なリプレイスパーツが付いている場合は、ラッキーなのかもしれません

    マフラーで言えば、MORIWAKI系、YOSHIMURA系、旧タイプのKERKERなどなど
    リアサスで言えば、SHOWA系、OHLINS系、KYB系、WP系などなど
    ホイールで言えば、キャストホイール系、H断面リムなどなど
    ブレーキで言えば、Brembo系、AP Racing(旧Lockheed)系などなど

    これらは、非常に高価だし、すでに廃盤になってるものも多数あります
    ただし、レース用のパーツもあるんで公道では使い勝手が悪いものもあるのは確かです

    Z1購入の際に税関通過証明書?車検はあったほうがいいか問題

    Toos

    税関通過証明書だと手続きが面倒くさいので、車検はショップに取ってもらいましょう

    中古バイク雑誌やネットで「税関通過証明書渡し」という記載が見受けられます
    輸入したばかりの中古車の場合、まだ国内登録がないわけですよ
    要するに「正規に輸入されたよ」という証明書なわけです

    多少安くても新規国内登録&車検取得の手続きは面倒です
    この手の書類が不備で、何度も税関や陸運に通う羽目になりかねません
    個人売買なら手を出してはいけないとすら思います
    ※しかも程度が悪い個体が多い印象です。

    面倒くさいのでショップに車検取得渡しを依頼しましょう

  • 最低限車検をクリアしている状態
  • まで責任を持ってもらうことです
    ※納車整備だけだと車検も通らない、ひどい個体もあるってことです

    この申し出、現状販売&ノークレームでない限り、受けてくれるはずです

    現在はユーザー車検はかなり緩いとはいえ、落ちるときは落ちるもんです
    最初くらいはショップに責任をもってやってもらうことをおススメします

    すでに国内登録されている個体の場合、自分でユーザー車検を通すのも一興です♪
    決してむつかしくないですので、やってみることをおススメします
    とはいえ、車検が残ってないと車検場まですら自走不可なので少しでも車検期間が残ってる車体がいいに決まっています
    ※仮ナンバーでの公道走行は、自賠責一か月分丸々損なのでもったいないです

    バイクのメンテナンスに自信がないならZ1はあきらめるのも手

    Toos

    メンテできないとか言ってるならZ1はもちろん、旧車全般はあきらめましょう
    すぐに、

  • 泣き入るか
  • 癇癪おこすか
  • いじけるか
  • の三択です

    全部人任せだととんでもない金額になるのが旧車です
    そして、乗りっぱなしだとすぐに不具合は襲ってきます
    大抵予期せぬ場面(出先とかね)で、です

    結局、自分で学ばないといけません
    湯水のようにお金が使えたとしても、
    最低でも故障診断などは自分でできるようにならないと、ただのいい鴨のお客様として狩られ続けることになります

    ワタクシ、某有名ツーリングスポットでクラッチワイヤー切れて立ち往生してたZ750FXを助けたことがありまして♪

    当事者は半泣きに近い状態で、携帯弄ってましたが解決策は見つからず・・
    話を聞けば、買ったばかりで、自分でメンテはほとんどできない・・とのこと。
    たくさんショップの愚痴を聞きましたが、初めて半分は自己責任ですよーといっておきました(笑)

    その時は、ワタクシが、たまたまツーリング装備で予備パーツ持って走ってまして。
    クラッチワイヤー提供したら1万円もらいました♪儲かりました♪ありがとうございます(笑)

    端子がもげた場所はここです

    端子がもげた場所はここです


    走行中に、配線がもげることだってある

    古いバイクに乗るってことは、ある程度は出先でも自分でトラブル対処できるようにならないと出かけることもできなくなります
    山の中で再始動不可能なトラブル・・とか結構怖くないですか?
    ワタクシも、大昔はトラブルが怖くて都内から出れない時代がありました・・
    ※それを機に電装系全部作り直し、素人エンジンOHという暴挙に出たわけですが、結果大成功でした♪

    それに、不具合は必ず兆候があります
    メンテナンスを普段からやっておくと、不具合の気配を察知する能力が身に付きます

    実はこれって結構大事でして。
    どんなバイクにも応用できるし、なによりもZの今の部品供給状態なら一生乗り続けられるバイクになりますよ

    アナタに出来ないわけないんですよ

    ワタクシもエンジン分解しちゃったときは猛烈に不安でした
    組み方間違えて、バルブ折ったりもしましたが、結局それが自分の身になっています
    メンテナンスも少しずつできるようになっただけで、素性はアナタと変わりないです
    ※文系ですし。

    出来ないのではなく、やらないだけです
    執念がないなら、旧車なんか乗りたいと思わない方が身のためです

  • 何度も失敗して、
  • 適当に損して、
  • 適当に経験して、
  • 怒りながら、
  • 思い出すと泣きそうになりながら、
  • メンテナンススキルは、徐々に身に付いていきます

    誰でも皆初心者から始まるんですよ、現時点ではアナタにはまだ始まってないだけで。

    空冷エンジンは特に、オイル管理がいい加減な個体は絶対エンジン寿命が短くなります
    ヘッドカバー開けただけでオイル管理がされてた個体かどうかわかっちゃうくらいですよ
    オイル交換くらいから始めてみると自信につながります

    まとめ

    Toos

    最後になりますが・・
    Z1系は買い時はもう過ぎています
    残った個体を奪い合っている状態です

    それでも、購入の意思がある人は急いだほういいです
    ※ハコスカやフェアレディの中古価格知ってます?あれと同じになりますよ

    無用に焦る必要はないですが、
    のんびり準備してる間にも、程度のいい個体がどんどん減っていきます

    やっぱカッコいいよなぁ・・Z1

    やっぱカッコいいよなぁ・・Z1

    本気でZ乗りになりたいのであれば、悩んでる時間はないです
    本気でZの入手を検討してるなら、時間がたてばたつほど損してますよ

    そう思いきったらすぐ行動に移すことです
    次の休みの日にでも、一台でも多く現車を見てきましょう
    ※少なくとも複数台は実際に現車を確認しておくことをおススメします

    行動に移さなければ、失敗はしません
    でも絶対に、Z1は入手できません

    ポイントをまとめます

  • エンジンがかからないものは論外
  • 白煙、黒煙吹き続けるものは避けるべき
  • アイドリングが安定しないものはどこかしらおかしい
  • キャブがオーバーフローしてるものはキャブ自体の寿命が近い
  • ベアリングが死んでる個体はパーツは安いけど交換工賃は高い
  • リプレイスパーツは高価なもんがついてればラッキー
  • ショップの人が車両知識がない場合は聞いても無駄
  • 値引きはほとんど期待できない
  • メンテナンスは自分でやる覚悟が必要
  • アナタが一生乗れるいい個体と出会えることを願っています
    どっかで一緒に走れるといいですね!

    とはいえ。
    目先の先立つものがないのも事実でしょう

    ノーリスクで、今まで普通に生きてきた大人であればZ1の頭金くらいの資金作りをする方法を数パターン考えました
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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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