- オフロードやってみたいけどいきなり250ccとか怖い
- 維持費とか保険を考えるとランニングコストが・・
- リターンライダーなので体力がついていかないかも・・
- 学生なので極力安くバイクに乗りたい
- 災害時に脱出できる手段として一台確保しておきたい
- チョイ乗りからツーリングまで遊び倒したい
という、わがままなライダーの条件をすべて満たしてくれるのが、
原付2種オフロードバイクでございます♪
当記事の目次
125ccクラスのオフロードバイクの新車はあんまりない
注目度の割に、日本車の125ccクラスのオフロードバイクの新車は出てきません。
でも、世界的にはわりとメジャーな存在なので外車のほうがラインナップが多いです。
もうこれは昔からです。
国内市場は昔から125cc(原付2種)クラスのMT車をないがしろにしすぎです。
その中でもオフロードバイクはさらにマイナーな存在です。
※HONDAなんかCRM125は結局作らなかったし。
日本国内では、過去から現在まで125ccクラスのオフロードバイクはマイナーな存在です。
外車には結構ラインナップがあるにはあります。
ただし、
というのが外車の125ccオフロードモデルの総括的な感想です。
※国産250ccの方が安い印象があります。
外車は、250ccクラスを凌駕する性能も珍しくない本格装備ばっちりで、性能は抜群!
とは思いますが、最終的には「高額な車体」がネックになるのではないかと思います。
そこまで必要ない場合はコレ!というおススメ車種も一応調べてみました。
新車で買える原付2種125ccオフロードマシンたち
欧州では、125ccはメジャーな排気量なのでオンロードに関しては125ccのバイクをよく見かけました。
※イタリアだけかと思ったら、結構ドイツでも125ccクラスは街中で見かけました。
ただし、
オフロードの125ccを街中で見かけたことはほぼありません。
※欧州でよく見たのは、ビッグオフロードのツアラーでした。
ちなみに・・
最近は、アジアの排気量に合わせた150ccや155ccみたいなモデルも出てきています。
徐々に国内投入されていますが、免許区分や原付の維持費の安さの恩恵はありません。
国内に投入されても売れないと思うんですよねえ・・
一応高速に乗れるとはいえ、150ccで10馬力足らずのバイクで高速乗ろうと思いますか?あおられまくりますよ・・
※セロー225Wでも100km/h巡行は結構厳しいです。
外車の125ccオフロードバイク
それでは行ってみましょう♪
初心者用とは思えない値段と装備の本気マシンが多いです。
オンロードだけじゃない!apriliaが放つオフロードマシン!RX125
他の外車から比べるとはるかに安いけど本格装備でお得です。
apriliaといえば坂田和人!
という人は結構おじさんです(泣
かっこよかったなぁ、坂田君。
とまあ、いまだにそのイメージが抜けないapriliaです。
かつてSUZUKI RGV-γのエンジン流用して70psという2st250ccを作っちゃったメーカーですね(古い)
それくらい、ぶっちぎりの割り切りで作ったモデルがこれだ!
aprilia RX125
オンロードのRS125系のエンジンがベースなので性能は折り紙つき!
- 各所の装備は豪華絢爛
- 上級モデルにも全然引けを取らない本格装備
- 倒立フォーク
- ABS付き
- ホイールはブラックアルマイト
と、金かかってる感が半端ないです!
※実写は結構シートが高いイメージですよ。
さすがイタ公(褒め言葉)、
割り切りっぷりが違いますね。
※昔からイタリア車は、CAGIVAとかイタリアYAMAHAとかもお金かけて125ccクラスに導入してきますよねえ。
40万弱というプライスタグがついてます。
うう、高いいや、装備を考えればむしろ安いか・・。
検討する価値はあると思いますね。
モンキーが125ccで40万越えの現在ですし!
受注開始が2018年3月23日(金)から、国内時期は2018年5月中旬頃から順次ということです
値段の手ごろさもあってレースの現場でも大人気ですね♪
エンデューロレースでは、125ccの4stクラスは混戦ですがエントリーも多くないんでねらい目です。
aprilia RX125のスペック
■エンジン
総排気量
ボアxストローク
最高出力
最大トルク
燃料供給方式
点火方式
潤滑方式
始動方式
■トランスミッション
一次減速比
最終減速比
クラッチ
■フレーム
■サスペンション
フロントサスペンション
リアサスペンション
■ブレーキ
ブレーキ(F)
ブレーキ(R)
ABS
■車体構成
ホイール
タイヤ
全長 / 全幅 /全高
シート高
車両重量
燃料タンク
車両本体価格
399,600円(消費税8%込)
おそらく路上ですれ違う確率が一番低いSWM RS125R
ちょっと前のハスクバーナ顔ですな♪
ほとんど認知度がないのでレア度は高く目立つはずですよ。
目立つので腕に自信がないと乗れないかもしれません。
オフモデルのRS125R、モタードのSM125Rがあります。
あまり聞かないメーカーですが、SWMは70年代オフでかなり活躍していたメーカーらしいです。
すみません、リアルにそれを感じるにはワタクシよりもう一つ二つ上の世代ですかね・・
前出のapriliaもそうですが、フルサイズの車体は全然250ccトレールに引けを取りません。
※乗りやすさとかあんまりない気がします。
「ザ・欧州車」といったスタイリッシュなデザインもいいですね♪
※どうせオフロードでは泥だらけになるのですが(笑
レーサーのナンバー付、といった感じでしょうねえ。
割り切りが素晴らしいですが、性能と引き換えのメンテナンスサイクルが短めという宿命があります。
それも、自分スペシャル感が高く満足度も♪
※でも素人が手を出すと維持費とメンテサイクルの短さ、ツーリングに使えないなど痛い目にあいますよ。当倶楽部でもKTM125EXCで痛い目にあっています。
ほぼ50万円というプライス(うう、高い)です。
たぶん、
公道でSWM RS125R同士が遭遇する機会はほぼないでしょう♪
そういう意味では所有満足がものすごく高いバイクだと思います!
※でも低価格で遊べるというこの記事の意味合いから程遠くなりました♪
気になるRS125Rのスペック
RS125R
■発売年
■車体構成
全長 (mm)
全幅 (mm)
全高 (mm)
軸間距離 (mm)
最低地上高 (mm)
シート高 (mm)
乾燥重量 (kg)
乗車定員(名)
原動機種類
シリンダ配列
冷却方式
排気量 (cc)
内径(シリンダーボア)(mm)
行程(ピストンストローク)(mm)
圧縮比(:1)
最高出力(kW)
最高出力回転数(rpm)
最大トルク(N・m)
最大トルク回転数(rpm)
燃料タンク容量 (L)
燃料(種類)
燃料供給方式
エンジン始動方式
点火装置
点火プラグ標準搭載・型式
エンジンオイル量(オイル交換時) (L)
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L)
推奨エンジンオイル(SAE粘度)
クラッチ形式
変速機形式
1次減速比
2次減速比
変速比
動力伝達方式
スプロケット歯数・前
スプロケット歯数・後
タイヤ(前)
タイヤ(後)
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
■フレーム型式
■ブレーキ
ブレーキ形式(前)
ブレーキ形式(後)
■新車価格
45万円程度から55万円程度
トライアルで定評のあるBETA RR4T 125LC
BETA RR4T 125LCは
この手のデザインはやっぱし欧州は違うよね
トライアルではもうずーっと一級で活躍してきたBETAです。
※トライアルマシンて、すごいよ♪歩いて登れないところをバイクで上るのは普通です♪
というトライアルで定評のあるBETAの125もほぼレーサーですが、ナンバー付きがあります。
オフロード一本のメーカーが作っているので性能は間違いないでしょう。
SWMもそうですが足つきとか考えてない割り切ったシート高はもろにレーサーです。
※座ることより前後の体重移動を優先するのでフラット気味なシートですね。
派手なデザインはコースで映えそうですねえ。
※泥だらけになりますが。
BETAは有名メーカーですし、所有満足度も高いのは確かです。
が。
60万円(税別)・・・(高い、高すぎる)という
「冗談ではない」
値付けが売れない理由なのではないかと・・
BETA RR4T 125LC
マイナーな外車は部品調達に苦しむことも少なくありません。
部品調達や整備関係なども自信がある人向けでしょう。
※数年前までもう少し安いモデルがあったと記憶しているのですが。
購入する際には、部品調達とメンテナンスができるショップを確保しておきましょう。
125ccとはいえ、外車は気楽に乗れると思ったら大間違いですよ。
でも、キャブ車です!!
なぜかオイルが固めなのが標準指定ですね。
高回転勝負型より低速に振ってあるのか、加工精度が甘いか・・ってとことなんですかね?
気になるRR4T 125LCのスペック
RR4T 125LC
■車体構成
全長 (mm)
全幅 (mm)
全高 (mm)
軸間距離 (mm)
最低地上高 (mm)
シート高 (mm)
乾燥重量 (kg)
乗車定員(名)
原動機種類
シリンダ配列
冷却方式
排気量 (cc)
内径(シリンダーボア)(mm)
行程(ピストンストローク)(mm)
圧縮比(:1)
燃料タンク容量 (L)
燃料供給方式
エンジン始動方式
点火プラグ標準搭載・型式
推奨エンジンオイル(SAE粘度)
クラッチ形式
変速機形式
動力伝達方式
スプロケット歯数・前
スプロケット歯数・後
タイヤ(前)
タイヤ(後)
■フレーム型式
懸架方式(前)
■ブレーキ
ブレーキ形式(前)
ブレーキ形式(後)
新車価格
60万円
YAMAHA XTZ125(ただし帰国子女)
とはいえ、国内で正規販売されていません。
ずいぶん長いこと安価で新車が買えたのですよ。
※全然売れませんでしたが。
あんまり気になるので、別記事で細かく書いてみました。
-
125ccのオフロードバイク、XTZ125は原付2種の初心者向けだが侮れない
初めてのオフロードマシンに最適なXTZ125 XTZ125こそ初めてのオフロードに最適 オンロードで10年くらい乗っててもオフ車に乗ったことない人、 未舗装路は未体験・・でもちょっと興味あるというバイ ...
原付二種の入手価格の安さと維持費にの安さを主眼とするなら、もうこれ一択でしょう!
※YAMAHAさんのRZ250Rは最後まで、399,000円という250ccのスタンダード価格を据え置いたことは貧乏ライダーには強い味方です!(話題が古い
ただし、海外のヤマハが製造しているマシンです。
もちろん日本でも買うことができます。
性能はもう二の次でいいんですよ、楽しさと気楽さが原付2種の一番の魅力ですので!
なんと新車で20万代からいけます(うう、嬉しい♪)
息の長いモデルですので、中古も結構出ています。
TT-R125系のエンジンですので、うまくやればいじくり倒すこともできるでしょう。
※ネット上にはその手のマニアがたくさんいますので、コンタクトをとってみるのも手です。
- とにかく安く乗り始めたい!
- パワーはそこそこでいい!
- 初めての林道に行ってみたい!
というアナタには一押しです。
※ワタクシの見解では、どうせオフロードバイクはこけますので安い方が優先です。
意外に信州にも販売店が!CCW FX110
30年以上バイクに乗っていますが聞いたことないです。
CCWなんてメーカーは・・
残念ながら最近販売終了しちゃいましたが・・
ちょっと変わり種ということで・・クリーブランドサイクルワークスのFX110というモデル。
全然知名度がないですが、オフ車というよりBMXにエンジン積んだ、という感じですかね。
なにせタンク容量が3.2lしかなく、メーカー発表カタログでも
「ジャンプバイクという謎なカテゴリー」
をうたっています。
車格はフルサイズよりは小さく、
YAMAHAのスコルパ(とんでもなくシフトペダルが高い位置にあってビビる)に近い印象です。
特筆すべきは、ノークラッチで遠心式とのこと。
よくわかりませんが、操作系が簡略化されているということは初心者でも気軽に乗りやすいバイクと思われます。
※さすがに乗ったことないです。
新車で27万円(うう、安い♪)という値段はうれしいですねえ。
ぜひ一度乗ってみたい♪できれば林道とかで。
※実は、一度だけ長野の公道(アスファルトの上ね)ですれ違ったことがあります。「おお!」と言ってしまいましたよ。
CCW FX110
残念ながら、販売終了しちゃいましたが中古も偉く安いです。
なんかネガなにおいがしますが・・
これに、適当な信頼性の高いエンジン積んだら結構レースでもいけるかも!
※XTZと同じエンジンのスコルパがなかなか行けるように!!
ただし・・
部品とか大丈夫なんでしょうか・・
何だろうね、この安さは
Vehicle Size(L×W×Hmm)
Seat H (mm)
Dry Wt.(kg)
Tire Size
Brake
Displacement (cc)
Bore ×Stroke(mm)
Starting
希望小売価格
国産125ccオフロードバイク
維持費の安さではまだ勝負できるカテゴリなきがしますが・・
数が売れないと、インジェクション仕様にする開発費も出ないんでしょうねえ。
※250ccクラスのオフロードバイクもさみしい限りのラインナップですし・・
一応オフも?ここでも強いぜ、カブシリーズ。Honda クロスカブ
ここでもまたカブが最強か?!
ほんとに何でもできるのがカブシリーズのいい所です。
※旧カブ系エンジンでも、MOTORAとかハンターカブとかもあったしねえ。
カブ系はアジアで大量に佃煮にするくらい見かけますね。
- 何処にでも行けるカブ
- 何処にでもいるカブ
- 年中無休で活躍するカブ
もうね、最強ですよ、昔から
カブに始まりカブに終わる
といっても過言じゃないくらい深いです。
あんまり泥沼にはまりたくないので、カブの世界は避けて通ってるくらいです。
※もうマニアと話すのが濃すぎていやになるくらいです。
別段オフ車というカテゴリーからは外れますが、オフでも遊べるバイクの選択肢の一つとして、アリです。
ワタクシの知り合いも、林道初心者ですが黄色いクロスカブを購入して信州の林道に分け入って楽しんでいます。
彼は購入してだいぶたちますが、いまだにワタクシに貸してくれません。
ケチですね。
と思ってたら、
最近クロスカブの横に息子さんが昔使ってたというランドセル付けて旅仕様に!!(笑)
これもまたカブの正しい姿ですな。
前のモデルになりますが、当倶楽部が主催した林道ツーリングに、
110ccのハンターカブで参加したつわものもいます。
※当人がふざけすぎてクレバスにはまってみんなで救出しましたが。
とりあえず、
クロスカブは何でもできるので、125ccクラスのオフロードは走ってみたいけれど、いきなりオフロードに絞りたくないというわがままなニーズにこたえてくれます。
※ステップアップで乗り換えるにしてもリセールバリューも高いです。
という万能性(わがままも聞いてくれるのがカブ)を求めるならクロスカブという選択肢は大アリです。
クロスカブは2018年モデルでマイナーチェンジして評判も好調です!
33.5万円弱というちょっと高めな設定とはいえ、一生乗れるバイクの一つです。
※何せ頑丈です。
ちなみに・・
カブは奥が深すぎていけません。
もちろん、
当記事で上げた車種の中では一番ロングツーリングに向いています♪
※荷物の積載性も高いのでキャンプツーリングもばっちりです。
「小排気量4stの燃費は化け物か?」
というくらいガソリン減りません。
※マジでメーター壊れたかと思うくらいです♪
まとめ
※追記:一部販売終了しちゃいましたが
外車なら最近まで2stモデルも何とか買えましたが、今となっては・・
もう2stバイクはレーサーだけなんですかねえ・・
※KTMもハスクも2017で2st公道仕様は作らなくなりました(泣
世界情勢によっては今後4st125ccが増える可能性はあります。
ただし、
という状況なので先行きはいまいち明るくない・・実際どうかなぁ、といったところです。
特に国産のバイク自体はそんなに売れていません。
メーカーにも開発にお金かけられないのだろうとは思います。
改めて列挙すると
「125ccのオフロードバイクって、すげえ高い」
と思ってしまいますね。
まあ数が売れないので仕方ないとはいえ・・
オフ車は中古で買うと痛みが激しいものが多いので、新車が買えるならそれに越したことはないです。
それに原付2種クラスは中古市場にもほとんどものが出回りませんし・・
※もしあっても特に中古の125ccクラスは荒く使われた個体が多いので、目利きは必要ですよ。
中古の125cオフロードバイクを時間をかけて探して、なんとか自分で直す・・
とかやってるうちに新車価格を超えちゃった(泣
ということもあり得ますしねえ・・
※もはや過去の125ccオフロードバイクの部品は入手困難になっています。
というわけで、
中古でしか手に入らない古(いにしえ)のモンスター原付2種(最も得意分野)についても記事を書こうと思います。